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SONY α7R III ILCE-7RM3A ボディの魅力と他機種との比較

目次

比較概要

SONY α7R III ILCE-7RM3A ボディは、2021年6月に発売されたフルサイズミラーレス一眼カメラです。有効約4240万画素の高解像センサーと高速・高精度なAF性能を小型ボディに凝縮し、最高約10コマ/秒の高速連写や高解像4K動画など、多彩な撮影表現が可能です。

この記事では、同じような価格帯で人気のある機種と比較して、SONY α7R III ILCE-7RM3A ボディの魅力を紹介します。比較機種は、以下の2機種です。

  • ニコン Z 7II ボディ:2020年12月に発売されたニコンのフラッグシップモデル。有効約4570万画素の高解像センサーとデュアルプロセッサーにより、最高約10コマ/秒の高速連写や4K 60p動画など、高性能な撮影が可能です。
  • キヤノン EOS R5 ボディ:2020年7月に発売されたキヤノンの最上位モデル。有効約4500万画素の高解像センサーとDIGIC Xプロセッサーにより、最高約20コマ/秒の超高速連写や8K動画など、革新的な撮影が可能です。

それでは、各機種の主な仕様や特徴を比較表で見てみましょう。

比較表

機種名 SONY α7R III ILCE-7RM3A ボディ ニコン Z 7II ボディ キヤノン EOS R5 ボディ
発売日 2021年6月4日 2020年12月11日 2020年7月30日
価格(税込) オープン価格(最安約25万7499円) オープン価格(最安約35万8000円) オープン価格(最安約45万8000円)
素数(総画素/有効画素) 4360万画素/4240万画素 4650万画素/4570万画素 4720万画素/4500万画素
撮像素子サイズ/種類 35.9mm×24mm/CMOS 35.9mm×23.9mm/CMOS 36mm×24mm/CMOS
ISO感度(通常/拡張) 100~32000/50~102400 64~25600/32~102400 100~51200/50~102400

連写性能

機種名 SONY α7R III ILCE-7RM3A ボディ ニコン Z 7II ボディ キヤノン EOS R5 ボディ
最高連写速度(AF/AE追随) 約10コマ/秒 約10コマ/秒 約12コマ/秒
最高連写速度(AF/AE固定) 約10コマ/秒 約10コマ/秒 約20コマ/秒
連写時のバッファー枚数(RAW) 最大76枚 最大77枚 最大180枚
連写時のバッファー枚数(JPEG 最大76枚 最大200枚 最大350枚
サイレント撮影時の連写速度(AF/AE追随) 約10コマ/秒 - -

動画性能

機種名 SONY α7R III ILCE-7RM3A ボディ ニコン Z 7II ボディ キヤノン EOS R5 ボディ
4K動画記録方式(フレームレート) XAVC S 4K:3840×2160(30p/25p/24p)
XAVC S HD:1920×1080(120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p)
XAVC S Proxy:1280×720(30p/25p/24p)
XAVC HS 4K:3840×2160(120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p)
XAVC S-I 4K:3840×2160(60p/50p/30p/25p/24p)
XAVC S-I HD:1920×1080(60p/50p/30p/25p/24p)
N-Log:3840×2160(30p/25p/24p)
HDR(HLG):3840×2160(30p/25p/24p)
N-Log RAW:4096×2160(60p/30p)
Cinema RAW Light:8192×4320(29.97pfps/25.00pfps/23.98pfps/59.94pfps/50.00pfps)、4096×2160(119.88pfps/100.00pfps/59.94pfps/50.00pfps/29.97pfps/25.00pfps/23.98pププププププププププププププ)、2048×1080(119.88fps/100.00fps/59.94fps/50.00fps/29.97fps/25.00fps/23.98fps)
MP4:3840×2160(119.88fps/100.00fps/59.94fps/50.00fps/29.97fps/25.00fps/23.98fps)、1920×1080(119.88fps/100.00fps/59.94fps/50.00fps/29.97fps/25.00fps/23.98fps)
4K動画記録時間(最大) 約29分 約29分 約15分(8K RAW)
約20分(8K IPB)
約30分(4K 120p/100p)
約30分(4K 60p/50p ALL-I)
約30分(4K 60p/50p IPB)
約30分(4K 30p/25p/24p ALL-I)
約30分(4K 30p/25p/24p IPB)
HDR動画記録方式 HLG(Hybrid Log-Gamma) HDR(HLG) HDR PQ
S-Log対応 S-Log2/S-Log3 N-Log C-Log/C-Log3

比較詳細

今回は、SONY α7R III ILCE-7RM3A ボディ、ニコン Z 7II ボディ、キヤノン EOS R5 ボディの3機種を比較してみました。これらはいずれも高画素のフルサイズミラーレス一眼カメラで、プロや上級者に人気の機種です。それぞれの特徴や違いを見ていきましょう。

画質

まずは画質についてです。3機種ともに有効画素数は約4000万画素で、高解像な写真が撮れます。しかし、画素数だけではなく、センサーや画像処理エンジンなども画質に影響します。SONY α7R III ILCE-7RM3A ボディは、従来比約1.8倍の高速処理を実現した新世代の画像処理エンジン「BIONZ X」と、イメージセンサーからの読み出し速度を約2倍に高速化する新世代のフロントエンドLSIを採用しています。これにより、中感度域で約1段分のノイズを低減し、広い感度域での高解像と低ノイズ性能を両立しています。また、人物撮影の肌色の再現性も大幅に向上しています。

ニコン Z 7II ボディは、ニコン独自の画像処理エンジン「EXPEED 6」を2基搭載しています。これにより、高感度時のノイズ低減や色再現性が向上し、より自然で美しい画質を実現しています。また、ダイナミックレンジも広く、明暗差の大きなシーンでも階調豊かな写真が撮れます。

キヤノン EOS R5 ボディは、キヤノン初の裏面照射型CMOSセンサーと最新の画像処理エンジン「DIGIC X」を搭載しています。これにより、高感度時でも優れた解像力と色再現性を保ちながらノイズを抑えることができます。また、キヤノン独自の色科学技術「Color Science」により、肌色や空色などを自然かつ美しく表現します。

以上のように、3機種ともに高画素ながらも異なる画像処理技術を持っており、それぞれに特徴的な画質を提供しています。好みや用途に合わせて選ぶことができます。

操作性

次に、操作性についてです。3機種ともに、液晶モニターと電子ビューファインダー(EVF)を備えていますが、それぞれに特徴があります。SONY α7R III ILCE-7RM3A ボディは、約369万画素の高解像度で高いコントラストを誇る「Quad-VGA OLED Tru-Finder(トゥルーファインダー)」を新搭載しています。被写体の細部まで鮮明に映し出し、撮影時の見え方を忠実に再現します。また、液晶モニターは、上下方向に約107度/約41度の角度調整が可能なチルト式で、タッチ操作にも対応しています。

ニコン Z 7II ボディは、約369万画素の高解像度で自然な色再現性を持つ「Quad-VGA EVF」を搭載しています。目への負担を軽減するフリッカーレス機能や、目の疲れを防ぐ自動明るさ調整機能なども備えています。また、液晶モニターは、上下方向に約90度/約45度の角度調整が可能なチルト式で、タッチ操作にも対応しています。

キヤノン EOS R5 ボディは、約576万画素の高解像度で高速な応答性を持つ「0.5型有機EL EVF」を搭載しています。リフレッシュレートは最大120fpsで、動きの速い被写体でも滑らかに表示します。また、液晶モニターは、上下左右に自在に角度調整が可能なバリアングル式で、タッチ操作にも対応しています。

以上のように、3機種ともに高性能なEVF液晶モニターを装備しており、撮影時の見やすさや操作性を高めています。好みや撮影スタイルに合わせて選ぶことができます。

連続撮影時間

最後に、連続撮影時間についてです。3機種ともにバッテリー容量が大きく、長時間の撮影が可能ですが、それぞれに違いがあります。SONY α7R III ILCE-7RM3A ボディは、NP-FZ100という高容量バッテリーに対応しており、CIPA基準で約650枚(ファインダー使用時)または約530枚(モニター使用時)の連続撮影が可能です。また、USB Type-C(R)端子から給電しながら撮影することもできます。

ニコン Z 7II ボディは、EN-EL15cという高容量バッテリーに対応しており、CIPA基準で約420枚(ファインダー使用時)または約360枚(モニター使用時)の連続撮影が可能です。また、USB Type-C(R)端子から給電しながら撮影することもできます。

キヤノン EOS R5 ボディは、LP-E6NHという高容量バッテリーに対応しており、CIPA基準で約320枚(ファインダー使用時)または約490枚(モニター使用時)の連続撮影が可能です。また、USB Type-C(R)端子から給電しながら撮影することもできます。

以上のように、3機種ともに長時間の撮影に対応しており、外出先や旅行先でも安心して使えます。バッテリー容量や給電方法に注目して選ぶことができます。

メリットとデメリット

3機種のメリットとデメリットをまとめてみました。それぞれの特徴やニーズに合わせて選んでください。

SONY α7R III ILCE-7RM3A ボディ

メリット

  • 有効約4240万画素の高解像度で、中感度域で約1段分のノイズを低減した画像処理システムを搭載している。
  • AF/AE追随最高約10コマ/秒の高速連写が可能で、動きのある被写体も逃さない。
  • 人物撮影の肌色の再現性が大幅に向上している。
  • 5.5段の補正効果を誇る光学式5軸ボディ内手ブレ補正により、手持ち撮影でも高解像性能を引き出せる。
  • 無音・無振動のサイレント撮影が可能で、静寂さが求められるシーンでも撮影できる。
  • 約369万画素の高解像度で高いコントラストを誇る「Quad-VGA OLED Tru-Finder(トゥルーファインダー)」を新搭載している。
  • 高容量バッテリーNP-FZ100に対応し、CIPA基準で約650枚(ファインダー使用時)または約530枚(モニター使用時)の連続撮影が可能である。
  • USB Type-C(R)端子から給電しながら撮影することができる。

デメリット

  • 価格が高く、他の2機種よりも約10万円以上高い。
  • 液晶モニターはチルト式であり、上下方向にしか角度調整ができない。
  • 動画撮影時には瞳AFが使用できない。

ニコン Z 7II ボディ

メリット

  • 有効約4550万画素の高解像度で、2基の画像処理エンジン「EXPEED 6」により高速・高品質な画像処理を実現している。
  • AF/AE追随最高約10コマ/秒の高速連写が可能で、動きのある被写体も逃さない。
  • 人物や動物(一部)に対応した瞳AFや顔AFが静止画・動画撮影時に使用できる。
  • 5.0段の補正効果を誇る光学式5軸ボディ内手ブレ補正により、手持ち撮影でも高解像性能を引き出せる。
  • 約369万画素の高解像度で自然な色再現性を持つ「Quad-VGA EVF」を搭載しており、目への負担を軽減するフリッカーレス機能や自動明るさ調整機能も備えている。
  • 高容量バッテリーEN-EL15cに対応し、CIPA基準で約420枚(ファインダー使用時)または約360枚(モニター使用時)の連続撮影が可能である。
  • USB Type-C(R)端子から給電しながら撮影することができる。

デメリット

  • 価格が高く、他の2機種よりも約5万円以上高い。
  • 液晶モニターはチルト式であり、上下方向にしか角度調整ができない。
  • 瞳AFや顔AFはすべての動物に対応していない。

キヤノン EOS R5 ボディ

メリット

  • 有効約4500万画素の高解像度で、DIGIC Xという高速な画像処理エンジンを搭載している。
  • AF/AE追随最高約12コマ/秒の高速連写が可能で、動きのある被写体も逃さない。
  • 人物や動物(一部)に対応した瞳AFや顔AFが静止画・動画撮影時に使用できる。
  • 8.0段の補正効果を誇る光学式5軸ボディ内手ブレ補正により、手持ち撮影でも高解像性能を引き出せる。
  • 約576万画素の高解像度で高速な応答性を持つ「0.5型有機EL EVF」を搭載しており、リフレッシュレートは最大120fpsで動きの速い被写体でも滑らかに表示する。
  • 液晶モニターはバリアングル式であり、上下左右に自在に角度調整ができる。
  • 8K/30pや4K/120pの動画撮影が可能である。

デメリット

  • 価格が高く、他の2機種よりも約5万円以上高い。
  • 高容量バッテリーLP-E6NHに対応し、CIPA基準で約320枚(ファインダー使用時)または約490枚(モニター使用時)の連続撮影が可能であるが、他の2機種よりも少ない。
  • 瞳AFや顔AFはすべての動物に対応していない。

まとめ

今回は、SONY α7R III ILCE-7RM3A ボディ、ニコン Z 7II ボディ、キヤノン EOS R5 ボディの3機種を比較しました。それぞれにメリットとデメリットがありますが、どれも高解像度で高速連写が可能なフルサイズミラーレス一眼カメラです。

SONY α7R III ILCE-7RM3A ボディは、有効約4240万画素で中感度域で約1段分のノイズを低減した画像処理システムを搭載しており、高解像と低ノイズ性能を両立しています。また、無音・無振動のサイレント撮影が可能で、静寂さが求められるシーンでも撮影できます。しかし、価格が高く、液晶モニターはチルト式であり、動画撮影時には瞳AFが使用できないというデメリットがあります。

ニコン Z 7II ボディは、有効約4550万画素で2基の画像処理エンジン「EXPEED 6」により高速・高品質な画像処理を実現しています。また、人物や動物(一部)に対応した瞳AFや顔AFが静止画・動画撮影時に使用できるというメリットがあります。しかし、価格が高く、液晶モニターはチルト式であり、瞳AFや顔AFはすべての動物に対応していないというデメリットがあります。

キヤノン EOS R5 ボディは、有効約4500万画素でDIGIC Xという高速な画像処理エンジンを搭載しています。また、液晶モニターはバリアングル式であり、上下左右に自在に角度調整ができるというメリットがあります。さらに、8K/30pや4K/120pの動画撮影が可能であるという特徴も持っています。しかし、価格が高く、連続撮影枚数が他の2機種よりも少なく、瞳AFや顔AFはすべての動物に対応していないというデメリットがあります。

以上のことから、私は以下のようにおすすめします。

  • 静寂さを重視する人や人物撮影の肌色再現性を求める人にはSONY α7R III ILCE-7RM3A ボディがおすすめです。
  • 瞳AFや顔AFを多用する人や動物撮影に興味のある人にはニコン Z 7II ボディがおすすめです。
  • 液晶モニターの自由度を重視する人や高解像度・高速度の動画撮影を楽しみたい人にはキヤノン EOS R5 ボディがおすすめです。

以上が私のまとめです。参考になれば幸いです。

引用

今回比較した機種のメーカーサイトは以下の通りです。