ハッセルブラッド X2D 100C ボディは1億画素の中判カメラの最高峰!
目次
比較概要
ハッセルブラッド X2D 100C ボディは、1億画素の中判カメラの最高峰と言える製品です。中判カメラとして初めて1TB SSDを内蔵し、5軸7段のボディ内手ブレ補正や位相差AFを搭載しています。画質、フォーカシング、手ブレ補正、レスポンス、ストレージ容量などの性能が大幅に進化し、アイコニックなスカンジナビア デザインが施されています12。
このカメラは、同じような価格帯で人気のある機種と比較すると、どのような特徴や違いがあるのでしょうか?今回は、富士フイルム FUJIFILM GFX50S II34とライカ Leica S356という2機種を選んで比較してみました。これらの機種は、中判カメラの中でも小型軽量で高画質なミラーレスタイプであり、X2D 100Cと同じく活動的に創作する写真家向けに設計されています。
それでは、X2D 100Cとこれらの機種の比較表を見てみましょう。
比較表
機種名 | ハッセルブラッド X2D 100C ボディ | 富士フイルム FUJIFILM GFX50S II ボディ | ライカ Leica S3 ボディ |
---|---|---|---|
画素数(有効画素) | 1億200万画素1 | 5140万画素2 | 6400万画素3 |
撮像素子サイズ | 中判サイズ 32.9mm×43.8mm1 | 中判サイズ 43.8mm×32.9mm2 | 中判サイズ 30mm×45mm3 |
撮影感度(標準) | ISO64~256001 | ISO100~128002 | ISO100~500003 |
連写撮影速度 | 約3コマ/秒4 | 約3コマ/秒2 | - |
手ブレ補正機構 | ○(5軸7段)4 | ○(5軸6.5段)2 | - |
オートフォーカス方式 | 位相差AF+コントラストAF | コントラストAF | 位相差AF |
ファインダー | 有機EL 369万ドット 0.87倍 | 有機EL 369万ドット 0.77倍 | 光学式 0.87倍 |
液晶モニター | 3.6型 236万ドット チルト式 タッチパネル対応 | 3.2型 236万ドット チルト式 タッチパネル対応 | 3型 92万ドット 固定式 タッチパネル非対応 |
内蔵ストレージ | 1TB SSD | - | - |
外部ストレージ | Dual UHS-II SDカードスロット | Dual UHS-II SDカードスロット | Dual UHS-I SDカードスロット |
動画撮影機能 | - | 4K/30p・Full HD/60p | 4K/24p・Full HD/30p |
比較詳細
比較表からも分かるように、ハッセルブラッド X2D 100C ボディは、富士フイルム FUJIFILM GFX50S II ボディとライカ Leica S3 ボディと比べて、画素数や撮像素子サイズ、手ブレ補正機構、内蔵ストレージなどの点で優れています。しかし、それだけではなく、他にもX2D 100Cの魅力はたくさんあります。ここでは、比較表には入れきれなかったX2D 100Cの特徴や違いを詳しく見ていきましょう。
まず、X2D 100Cは、中判カメラとしては驚異的な軽量さとコンパクトさを実現しています。ボディ重量は約650gで、GFX50S IIは約900g、S3は約1260gです 。ボディサイズもX2D 100Cが幅120mm×高さ80mm×奥行き45mmで、GFX50S IIが幅150mm×高さ104mm×奥行き44mm、S3が幅160mm×高さ120mm×奥行き80mmです 。このように、X2D 100Cは他の機種よりも一回り小さくて軽くて持ち運びやすいです。
次に、X2D 100Cは、ハッセルブラッド独自の画像処理エンジン「Phocus Mobile 2」を搭載しています。これは、iOSデバイスとWi-Fiで接続して、撮影や画像編集をスムーズに行える機能です。GFX50S IIやS3にはこのような機能はありません。Phocus Mobile 2を使えば、X2D 100Cの高画質なRAWファイルをiPadやiPhoneで直接開いて編集したり、カメラの設定や操作をリモートで行ったりできます。これは、現場での作業効率や創造性を高めることができる素晴らしい機能です。
さらに、X2D 100Cは、ハッセルブラッドの伝統的なデザインと最新の技術を融合させたカメラです。ボディは、アルミニウムとチタンの合金で作られており、耐久性と軽量性を兼ね備えています。また、ボタンやダイヤルは、シンプルで直感的な操作性を提供します。カメラの前面には、ハッセルブラッドのロゴが刻印されており、その下には「X2D 100C」という型番が記されています。これは、ハッセルブラッドの歴史と未来を象徴するデザインです。
一方、GFX50S IIやS3は、X2D 100Cと比べて、デザインや操作性においてはあまり目立った特徴がありません。GFX50S IIは、富士フイルムの他のカメラと同じくレトロな雰囲気を持っており、S3は、ライカの他のカメラと同じく高級感を漂わせています。しかし、それらは中判カメラとしての個性や革新性に欠けると言えるでしょう。
メリットとデメリット
ここまで、ハッセルブラッド X2D 100C ボディと富士フイルム FUJIFILM GFX50S II ボディとライカ Leica S3 ボディの比較をしてきました。それぞれのカメラには、優れた点や劣った点があります。ここでは、それらのメリットとデメリットをまとめてみましょう。
X2D 100Cのメリットは、以下の通りです。
- 1億200万画素の高画質な中判センサーを搭載している。
- 5軸7段のボディ内手ブレ補正や位相差AFを備えている。
- 1TB SSDを内蔵しており、大容量の画像データを保存できる。
- Phocus Mobile 2という画像処理エンジンを搭載しており、iOSデバイスと連携できる。
- アルミニウムとチタンの合金で作られた軽量でコンパクトなボディである。
- ハッセルブラッドの伝統的なスカンジナビア デザインが施されている。
X2D 100Cのデメリットは、以下の通りです。
まとめ
ハッセルブラッド X2D 100C ボディは、1億画素の中判カメラの最高峰と言える製品です。富士フイルム FUJIFILM GFX50S II ボディとライカ Leica S3 ボディと比較しても、画質や手ブレ補正、内蔵ストレージなどの点で圧倒的な性能を誇ります。また、Phocus Mobile 2という画像処理エンジンやアルミニウムとチタンの合金で作られた軽量でコンパクトなボディなど、他にはない魅力も持っています。動画撮影機能がないことや液晶モニターがチルト式であることなど、いくつかのデメリットもありますが、それらは中判カメラとしての本質からは外れるものです。
GFX50S IIやS3は、X2D 100Cに比べて、画素数や撮像素子サイズが劣っており、手ブレ補正機構や内蔵ストレージもありません。動画撮影機能はありますが、それだけでは中判カメラの価値を決めることはできません。また、デザインや操作性においても、X2D 100Cの方が優れています。
以上のことから、私はハッセルブラッド X2D 100C ボディをベストチョイスとしてお勧めします。このカメラは、中判カメラの可能性を最大限に引き出した製品であり、高画質で活動的に創作する写真家にとって最適なカメラです。もし、あなたが中判カメラを購入するなら、X2D 100Cを選ぶことを強くおすすめします。