CANON EOS R8 RF24-50 IS STM レンズキットはコスパ最強？同価格帯の人気カメラと徹底比較！

比較概要

今回は、2023年4月に発売されたCANONのミラーレス一眼カメラ「EOS R8 RF24-50 IS STM レンズキット」を、同じような価格帯で人気のある機種と比較してみました。比較機種は以下の2つです。

SONY α7C ILCE-7C 28-60mm F4-5.6 レンズキット1
Nikon Z 5 24-50mm f/4-6.3 レンズキット2

これらのカメラは、すべてフルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラで、価格も30万円前後というコスパの高いモデルです。しかし、それぞれに特徴や違いがあります。そこで、この記事では、以下の観点から各カメラを比較してみました。

サイズ・重量・デザイン
画質・性能・機能
操作性・使いやすさ
レンズ・アクセサリーの豊富さ

CANON EOS R8 RF24-50 IS STM レンズキットは、小型軽量で高画質なフルサイズミラーレス一眼カメラです。高感度撮影や動画撮影にも優れており、初心者から上級者まで幅広く使えます。しかし、バッテリー持ちや連写速度は他のカメラに劣ります。また、レンズやアクセサリーの種類もまだ少ないです。

それでは、詳しく見ていきましょう。

比較表

機種名	CANON EOS R8 RF24-50 IS STM レンズキット1	SONY α7C ILCE-7C 28-60mm F4-5.6 レンズキット2	Nikon Z 5 24-50mm f/4-6.3 レンズキット3
画素数（有効画素）	約2420万画素	約2420万画素	約2432万画素
撮像素子	フルサイズ/36mm×24mm/CMOS	フルサイズ/35.6mm×23.8mm/CMOS	フルサイズ/35.9mm×23.9mm/CMOS
手ブレ補正機構	光学式5軸手ブレ補正（最大5.0段分）	光学式5軸手ブレ補正（最大5.0段分）	光学式5軸手ブレ補正（最大5.0段分）
AF方式・測距点数	デュアルピクセル CMOS AF II・最大4897ポジション	像面位相差AF・693点＋コントラストAF・425点	ハイブリッドAF・273点（静止画モード、撮像範囲FX、シングルポイントAF時）
連写速度（最高）	電子シャッター時：約40コマ/秒電子先幕時：約6コマ/秒	電子シャッター時：約10コマ/秒機械式シャッター時：約10コマ/秒	高速連続撮影：約4.5コマ/秒
最高感度（拡張時）	ISO 102400	ISO 204800	ISO 102400
動画記録方式・最高画質	MP4・4K（3840×2160）60p	XAVC S・4K（3840×2160）30p	MOV・4K（3840×2160）30p
液晶モニター・サイズ・ドット数	バリアングル式・3.2型・約210万ドット	チルト式・3.0型・約921000ドット	チルト式・3.2型・約104万ドット
電子ビューファインダー・倍率・ドット数	約0.76倍・約576万ドット	約0.59倍・約236万ドット	約0.8倍・約369万ドット
バッテリー持ち（CIPA基準）	約320枚（液晶使用時）約250枚（EVF使用時）	約740枚（液晶使用時）約680枚（EVF使用時）	約470枚（液晶使用時）約390枚（EVF使用時）
サイズ（幅×高さ×奥行き）・重量（レンズ込み）	約138×97×88mm・約930g	約124×71×60mm・約675g	約134×101×70mm・約840g

比較詳細

比較表では、各カメラのスペックや性能を数字で見ましたが、実際に使ってみるとどうなのでしょうか？ここでは、比較表で挙げた観点から、各カメラの特徴や違いを詳しく解説していきます。

まずは、サイズ・重量・デザインについてです。この点では、SONY α7C ILCE-7C 28-60mm F4-5.6 レンズキットが圧倒的に優れています。このカメラは、フルサイズセンサーを搭載しながらも、APS-Cサイズのカメラと同等の小型軽量さを実現しています。レンズ込みで約675gという重さは、他の2機種と比べてもかなり軽く、持ち運びやすいです。また、デザインもシンプルでスタイリッシュで、レトロな雰囲気もあります。一方、CANON EOS R8 RF24-50 IS STM レンズキットとNikon Z 5 24-50mm f/4-6.3 レンズキットは、それぞれ約930gと約840gという重さで、フルサイズミラーレス一眼カメラとしては標準的なサイズです。デザインも似たような感じで、どちらかというとクラシックな印象です。ただし、CANON EOS R8 RF24-50 IS STM レンズキットは、バリアングル式の液晶モニターを備えており、自撮りや動画撮影に便利です。

次に、画質・性能・機能についてです。この点では、CANON EOS R8 RF24-50 IS STM レンズキットが優れています。このカメラは、高画質なフルサイズセンサーに加えて、高速なDIGIC Xプロセッサーを搭載しています。これにより、高感度撮影や動画撮影にも強く、ノイズの少ない美しい画像を得ることができます。特に、4K（3840×2160）60pの動画撮影は、他の2機種ではできない機能です。また、デュアルピクセル CMOS AF IIという高性能なAFシステムも魅力です。これは、センサー上の約4897ポジションからピントを合わせることができるシステムで、顔や瞳の検出や追従も可能です。一方、SONY α7C ILCE-7C 28-60mm F4-5.6 レンズキットとNikon Z 5 24-50mm f/4-6.3 レンズキットは、画質・性能・機能においてはそれほど差がありません。どちらもフルサイズセンサーを搭載しており、高感度撮影や動画撮影にも対応しています。ただし、4K（3840×2160）の動画撮影は30pまでしかできません。また、AFシステムもCANON EOS R8 RF24-50 IS STM レンズキットに劣ります。SONY α7C ILCE-7C 28-60mm F4-5.6 レンズキットは、像面位相差AFとコントラストAFを組み合わせたハイブリッドAFシステムを採用しており、693点＋425点の測距点数を持ちます。Nikon Z 5 24-50mm f/4-6.3 レンズキットは、ハイブリッドAFシステムを採用しており、273点の測距点数を持ちます。

メリットとデメリット

最後に、各カメラのメリットとデメリットをまとめてみました。あなたの撮影スタイルや目的に合ったカメラを選ぶ参考にしてください。