ライカSL2-Sと他の高級ミラーレスカメラを徹底比較!
目次
比較概要
ライカSL2-Sは、2020年12月に発売された高級ミラーレスカメラです。ライカのフルサイズセンサーを搭載し、高画質と高性能な動画撮影が可能です。しかし、ライカSL2-Sは他の高級ミラーレスカメラと比べてどうなのでしょうか?
今回は、ライカSL2-Sと同じくらいの価格帯で人気のあるミラーレスカメラと比較してみました。比較対象は、ソニーのα7R IVとキヤノンのEOS R5です。これらのカメラは、それぞれに特徴がありますが、どれも高画質と高性能を兼ね備えたミラーレスカメラです。
この記事では、ライカSL2-Sと他の高級ミラーレスカメラの違いを詳しく解説します。画質や性能だけでなく、操作性やデザインなども比較してみました。あなたが次に買うカメラを選ぶ参考にしてください。
比較表
機種名 | ライカSL2-S | ソニーα7R IV | キヤノンEOS R5 |
---|---|---|---|
発売日 | 2020年12月 | 2019年9月 | 2020年7月 |
センサーサイズ | フルサイズ(36×24mm) | フルサイズ(35.7×23.8mm) | フルサイズ(36×24mm) |
有効画素数 | 約2470万画素 | 約6100万画素 | 約4500万画素 |
最大連写速度(AF/AE追従時) | 約9コマ/秒(電子シャッター) 約4コマ/秒(機械式シャッター) |
約10コマ/秒(電子シャッター/機械式シャッター) | 約12コマ/秒(機械式シャッター) 約20コマ/秒(電子シャッター) |
最大記録画素数(静止画) | 約6000×4000画素 | 約9504×6336画素 | 約8192×5464画素 |
最大記録画素数(動画) | 約3840×2160画素(4K) 60p/50p/30p/25p/24p |
約3840×2160画素(4K) 30p/25p/24p |
約8192×4320画素(8K) 30p/25p/24p 約3840×2160画素(4K) 120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p |
オートフォーカス方式 | コントラストAF 225点測距点 |
ハイブリッドAF 567点測距点(静止画) 425点測距点(動画) |
デュアルピクセルCMOS AF 1053点測距点(静止画) 819点測距点(動画) |
液晶モニターのサイズ・種類・ドット数 | 3.2型 TFT液晶 タッチパネル対応 約210万ドット |
3.0型 TFT液晶 タッチパネル対応 チルト式 約144万ドット |
3.2型 TFT液晶 タッチパネル対応 可変式 約210万ドット |
電子ビューファインダーの種類・倍率・ドット数 | OLED 約0.78倍 約576万ドット |
OLED 約0.78倍 約576万ドット |
OLED 約0.76倍 約576万ドット |
バッテリーの種類・撮影可能枚数(CIPA規格) | BG-SCL4 リチウムイオンバッテリー 約510枚(液晶使用時) 約380枚(EVF使用時) |
NP-FZ100 リチウムイオンバッテリー 約670枚(液晶使用時) 約530枚(EVF使用時) |
LP-E6NH リチウムイオンバッテリー 約490枚(液晶使用時) 約320枚(EVF使用時) |
※各メーカーの公式サイトを参考にしています。 |
比較詳細
比較表では、ライカSL2-Sと他の高級ミラーレスカメラの主なスペックを見てきました。しかし、スペックだけではカメラの魅力は伝わりません。ここでは、それぞれのカメラの特徴や違いをもっと詳しく解説していきます。
まず、ライカSL2-Sは、ライカらしい高級感とシンプルさを兼ね備えたミラーレスカメラです。ボディはマグネシウム合金製で、防塵・防滴・耐低温性能も備えています。グリップは握りやすく、操作性も高いです。液晶モニターはタッチパネル対応で、3.2型と大きく見やすいです。電子ビューファインダーもOLEDで高精細です。
ライカSL2-Sの最大の特徴は、高画質と高性能な動画撮影が可能なことです。センサーはフルサイズで約2470万画素ですが、低感度域での画質は非常に優れています。また、5軸手ブレ補正機能も搭載しており、最大5.5段分の効果が得られます。動画撮影では、4K 60pの高画質動画が撮影できます。さらに、Cine 4KやL-logなどの映画用途にも対応しています。
次に、ソニーα7R IVは、高画素と高速性能を両立したミラーレスカメラです。センサーはフルサイズで約6100万画素という驚異的な数値です。この画素数なら、切り出しやトリミングをしても高画質な写真が残ります。また、5軸手ブレ補正機能も搭載しており、最大5.5段分の効果が得られます。動画撮影では、4K 30pの高画質動画が撮影できます。さらに、S-logやHLGなどの映像表現にも対応しています。
ソニーα7R IVのもう一つの特徴は、高速性能です。最大連写速度は10コマ/秒で、電子シャッターと機械式シャッターのどちらでも同じ速度が出せます。オートフォーカスも優秀で、567点測距点(静止画)と425点測距点(動画)を持ちます。さらに、リアルタイムトラッキングやリアルタイムアイAFなどの機能も搭載しており、被写体の動きに追従してピントを合わせることができます。
最後に、キヤノンEOS R5は、8K動画撮影が可能なミラーレスカメラです。センサーはフルサイズで約4500万画素ですが、低感度域での画質は非常に優れています。また、5軸手ブレ補正機能も搭載しており、最大8段分の効果が得られます。動画撮影では、8K 30pの超高画質動画が撮影できます。さらに、4K 120pの高速動画も撮影できます。また、C-logやHDR PQなどの映像表現にも対応しています。
キヤノンEOS R5のもう一つの特徴は、操作性です。液晶モニターは可変式で、タッチパネル対応です。電子ビューファインダーもOLEDで高精細です。オートフォーカスも優秀で、1053点測距点(静止画)と819点測距点(動画)を持ちます。さらに、顔・瞳・頭・体・動物などの認識機能も搭載しており、被写体に合わせてピントを合わせることができます。
メリットとデメリット
それぞれのカメラには、メリットとデメリットがあります。ここでは、ライカSL2-Sと他の高級ミラーレスカメラのメリットとデメリットをまとめてみました。
ライカSL2-Sのメリットは、高画質と高性能な動画撮影ができることです。ライカのフルサイズセンサーは、低感度域での画質が非常に優れています。また、4K 60pの高画質動画やCine 4KやL-logなどの映画用途にも対応しています。さらに、ライカSL2-Sは、高級感とシンプルさを兼ね備えたデザインで、操作性も高いです。
ライカSL2-Sのデメリットは、高画素数や高速性能に劣ることです。ライカSL2-Sは、約2470万画素という画素数ですが、他の高級ミラーレスカメラに比べると低いです。また、最大連写速度も9コマ/秒(電子シャッター)と10コマ/秒(機械式シャッター)で、他のカメラに劣ります。さらに、オートフォーカスもコントラストAFで、測距点も少ないです。
ソニーα7R IVのメリットは、高画素数と高速性能を両立していることです。ソニーα7R IVは、約6100万画素という驚異的な画素数を持ちます。この画素数なら、切り出しやトリミングをしても高画質な写真が残ります。また、最大連写速度は10コマ/秒で、電子シャッターと機械式シャッターのどちらでも同じ速度が出せます。さらに、オートフォーカスも優秀で、被写体の動きに追従してピントを合わせることができます。
ソニーα7R IVのデメリットは、動画撮影性能が低いことです。ソニーα7R IVは、4K 30pの高画質動画が撮影できますが、4K 60pや8K動画は撮影できません。また、液晶モニターはチルト式で、可変式ではありません。さらに、バッテリーの持ちも他のカメラに比べて良くありません。
まとめ
この記事では、ライカSL2-Sと他の高級ミラーレスカメラを徹底比較しました。それぞれのカメラには、メリットとデメリットがありますが、どれも高画質と高性能を兼ね備えたミラーレスカメラです。
ライカSL2-Sは、高画質と高性能な動画撮影ができるカメラです。ライカらしい高級感とシンプルさを兼ね備えたデザインで、操作性も高いです。しかし、高画素数や高速性能に劣ります。
ソニーα7R IVは、高画素数と高速性能を両立したカメラです。切り出しやトリミングをしても高画質な写真が残ります。また、オートフォーカスも優秀です。しかし、動画撮影性能が低いです。
キヤノンEOS R5は、8K動画撮影が可能なカメラです。低感度域での画質が非常に優れています。また、液晶モニターは可変式で、操作性も高いです。しかし、バッテリーの持ちが悪いです。
では、どのカメラがベストチョイスでしょうか?私のおすすめは、 キヤノンEOS R5 です。理由は以下の通りです。
- 8K動画撮影ができるので、将来的にも対応できる。
- 低感度域での画質が非常に優れているので、暗い場所でも綺麗な写真が撮れる。
- 液晶モニターは可変式で、タッチパネル対応なので、操作性が高い。
キヤノンEOS R5は、高画質と高性能な動画撮影ができるだけでなく、操作性も高いカメラです。バッテリーの持ちが悪いというデメリットはありますが、予備のバッテリーを持っておけば問題ありません。キヤノンEOS R5は、最先端の技術を体験したい人や、多様なシーンで写真や動画を撮りたい人におすすめです。
引用
今回比較した機種のメーカーサイトは以下の通りです。
- ライカSL2-S:https://jp.leica-camera.com/Photography/Leica-SL/Leica-SL2-S
- ソニーα7R IV:https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-7RM4/
- キヤノンEOS R5:https://cweb.canon.jp/eos/r/r5/
各メーカーサイトでは、製品の詳細な仕様や機能、サンプル画像や動画などを見ることができます。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。