ニコン Z 5 24-200 レンズキットで旅の思い出をフルサイズで切り取る
目次
比較概要
フルサイズミラーレスカメラの中でも、コンパクトで高性能なニコン Z 5 24-200 レンズキット。この記事では、同じくフルサイズミラーレスカメラのソニー α7 III 28-70mm レンズキットとキヤノン EOS RP RF24-105mm F4 L IS USM レンズキットと比較して、その魅力を紹介します。
比較機種の選定基準は、発売日がニコン Z 5 24-200 レンズキットの1年前までの間で、価格帯が同じくらいで人気のある機種としました。メーカーのサイトを参考にして、各機種のスペックや特徴を比べてみました。
ニコン Z 5 24-200 レンズキットは、広角から望遠までカバーする高倍率ズームレンズと、手ブレ補正やハイブリッドAFシステムなどの高機能を備えたフルサイズミラーレスカメラです。旅行や日常使いに最適な一台です。
比較表
製品名 | ニコン Z 5 24-200 レンズキット | ソニー α7 III 28-70mm レンズキット | キヤノン EOS RP RF24-105mm F4 L IS USM レンズキット |
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発売日 | 2020年10月30日 | 2018年3月23日 | 2019年3月14日 |
価格(税込) | ¥238,999 | ¥239,800 | ¥249,800 |
画素数(有効画素) | 2432万画素 | 2420万画素 | 2620万画素 |
撮像素子サイズ | フルサイズ(35.9mm×23.9mm) | フルサイズ(35.6mm×23.8mm) | フルサイズ(35.9mm×24.0mm) |
レンズマウント | ニコンZマウント | ソニーEマウント | キヤノンRFマウント |
連続撮影速度 | 最高約4.5コマ/秒 | 最高約10コマ/秒 | 最高約5コマ/秒 |
ISO感度(静止画) | ISO 100-51200(拡張時:ISO 50-204800) | ISO 100-51200(拡張時:ISO 50-204800) | ISO 100-40000(拡張時:ISO 50-102400) |
手ブレ補正機能 | ボディ内5軸手ブレ補正(約5.0段分) | ボディ内5軸手ブレ補正(約5.0段分) | ボディ内5軸手ブレ補正(約4.0段分) |
液晶モニター | 3.2型 約104万ドット チルト式タッチパネル液晶モニター | 3.0型 約922万ドット チルト式タッチパネル液晶モニター | 3.0型 約104万ドット バリアングル式タッチパネル液晶モニター |
電子ビューファインダー | OLED 約369万ドット EVF | OLED 約235万ドット EVF | OLED 約236万ドット EVF |
バッテリー寿命(静止画撮影時) | CIPA基準 約470枚(液晶モニター使用時)、約390枚(EVF使用時) | CIPA基準 約610枚(液晶モニター使用時)、約710枚(EVF使用時) | CIPA基準 約250枚(液晶モニター使用時)、約210枚(EVF使用時) |
比較詳細
ここでは、ニコン Z 5 24-200 レンズキットと他の二つのフルサイズミラーレスカメラを比較してみましょう。それぞれのカメラの特徴やメリット、デメリットを紹介します。
ニコン Z 5 24-200 レンズキット
ニコン Z 5 24-200 レンズキットは、ニコンのフルサイズミラーレスカメラのベーシックモデルです。ニコンFXフォーマットCMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED 6」を採用し、最高常用感度ISO 51200を実現しています。画面の広範囲をカバーするフォーカスポイント273点の「ハイブリッドAFシステム」や、シャッタースピード5.0段分の補正効果が得られるボディ内手ブレ補正も搭載しています。付属するレンズは、8.3倍高倍率ズームレンズ「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」で、広角から望遠まで幅広い撮影シーンに対応できます。
ニコン Z 5 24-200 レンズキットのメリットは、以下の通りです。
- 高画質なフルサイズセンサーと高性能な画像処理エンジンを搭載している。
- 高精度なAFシステムと強力な手ブレ補正機能を備えている。
- 多彩な撮影モードやカスタマイズ性の高い操作系を持っている。
- 高倍率ズームレンズが付属しており、一本で様々な被写体に対応できる。
- 価格が比較的手頃で、コストパフォーマンスが高い。
ニコン Z 5 24-200 レンズキットのデメリットは、以下の通りです。
- 連写速度や高感度撮影において、上位機種に劣る性能を示す。
- 液晶モニターの画素数が少なく、ピント合わせに不安が残る。
- バッテリー寿命が短く、長時間の撮影には予備バッテリーや給電用にモバイルバッテリーが必要になる。
- 重量が590gとやや重く、携帯性に欠ける。
ニコン Z 5 24-200 レンズキットは、風景写真やポートレート写真など、静止画撮影を中心に楽しみたい方におすすめです。初めてフルサイズミラーレスカメラを購入する方や、手軽に高画質な写真を撮りたい方にも適しています。動体撮影や暗所撮影にこだわる方や、液晶モニターでのピント合わせに不満がある方は、他の機種を検討した方が良いでしょう。
ソニー α7 III 28-70mm レンズキット
ソニー α7 III 28-70mm レンズキットは、ソニーのフルサイズミラーレスカメラのベストセラーモデルです。新たに開発した有効約2420万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーExmor R(エクスモアアール)と最新の画像処理システムを搭載し、高画質と高速性能を両立しています。最高約10コマ/秒の連写や、人物や動物の瞳に自動でピントを合わせる「追いかける瞳AF」など、優れた撮影機能を備えています。付属するレンズは、標準ズームレンズ「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS」で、軽量コンパクトながらも高い描写力と手ブレ補正機能を持っています。
ソニー α7 III 28-70mm レンズキットのメリットは、以下の通りです。
- 高性能なフルサイズセンサーと画像処理システムを搭載している。
- 高速で正確なAFシステムや連写性能を持っている。
- 人物や動物の瞳に自動でピントを合わせる「追いかける瞳AF」が便利である。
- バッテリー寿命が長く、一回の充電で約610枚(液晶モニター使用時)の撮影が可能である。
- 液晶モニターや電子ビューファインダーの画素数が高く、見やすい。
ソニー α7 III 28-70mm レンズキットのデメリットは、以下の通りです。
- 開放絞りがF3.5-5.6と暗く、ボケ味や暗所撮影には不向きである。
- 最短撮影距離が30cmから45cmと長く、接写には不便である。
- 重量が650gとやや重く、携帯性に欠ける。
- 価格が比較的高く、コストパフォーマンスが低い。
ソニー α7 III 28-70mm レンズキットは、人物や動物などの動体撮影や暗所撮影に強みを持つカメラです。高速で正確なAFシステムや連写性能を活かして、被写体の表情や動きを逃さずに捉えたい方におすすめです。開放絞りが暗くても気にしない方や、他のレンズと併用する方にも適しています。開放絞りが明るくてボケ味のあるレンズが好きな方や、接写をよくする方は、他の機種を検討した方が良いでしょう。
キヤノン EOS R6 RF24-105mm F4-7.1 IS STM レンズキットのメリットとデメリット
キヤノン EOS R6 RF24-105mm F4-7.1 IS STM レンズキットは、キヤノンのフルサイズミラーレスカメラの高性能モデルです。有効約2010万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーと映像エンジン「DIGIC X」を搭載し、高画質と高速性能を両立しています。最高約20コマ/秒の連写や、人物や動物の瞳に自動でピントを合わせる「デュアルピクセル CMOS AF II」など、優れた撮影機能を備えています。付属するレンズは、軽量でコンパクトな標準ズームレンズ「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」で、手ブレ補正機能やマクロ撮影機能を持っています。
キヤノン EOS R6 RF24-105mm F4-7.1 IS STM レンズキットのメリットは、以下の通りです。
- 高性能なフルサイズセンサーと画像処理システムを搭載している。
- 高速で正確なAFシステムや連写性能を持っている。
- 人物や動物の瞳に自動でピントを合わせる「デュアルピクセル CMOS AF II」が便利である。
- 最大8.0段の手ブレ補正による快適な撮影が可能である。
- 液晶モニターや電子ビューファインダーの画素数が高く、見やすい。
キヤノン EOS R6 RF24-105mm F4-7.1 IS STM レンズキットのデメリットは、以下の通りです。
- 開放絞りがF4-7.1と暗く、ボケ味や暗所撮影には不向きである。
- 最短撮影距離が0.2mから0.45mと長く、接写には不便である。
- 重量が650gとやや重く、携帯性に欠ける。
- 価格が比較的高く、コストパフォーマンスが低い。
キヤノン EOS R6 RF24-105mm F4-7.1 IS STM レンズキットは、人物や動物などの動体撮影や暗所撮影に強みを持つカメラです。高速で正確なAFシステムや連写性能を活かして、被写体の表情や動きを逃さずに捉えたい方におすすめです。開放絞りが暗くても気にしない方や、他のレンズと併用する方にも適しています。開放絞りが明るくてボケ味のあるレンズが好きな方や、接写をよくする方は、他の機種を検討した方が良いでしょう。
まとめ
今回は、ソニー α7 III 28-70mm レンズキットとキヤノン EOS R6 RF24-105mm F4-7.1 IS STM レンズキットの2つのフルサイズミラーレスカメラを比較しました。どちらも高性能なセンサーと画像処理システムを搭載し、高画質と高速性能を両立しています。しかし、それぞれにメリットとデメリットがありますので、自分の撮影スタイルや好みに合わせて選ぶ必要があります。
ソニー α7 III 28-70mm レンズキットは、軽量コンパクトな標準ズームレンズが付属しており、旅行や日常のスナップ撮影に便利です。レンズの開放絞りは暗いですが、カメラ本体の高感度性能が高いので、暗所撮影にも対応できます。また、人物や動物の瞳に自動でピントを合わせる「追いかける瞳AF」は、ポートレートやペット撮影に威力を発揮します。バッテリー寿命も長く、一回の充電で約610枚の撮影が可能です。
キヤノン EOS R6 RF24-105mm F4-7.1 IS STM レンズキットは、最大8.0段の手ブレ補正による快適な撮影ができるカメラです。レンズも手ブレ補正機能を持っており、併用することでより安定した撮影が可能です。また、レンズにはマクロ撮影機能もあり、最短0.2mから撮影できます。液晶モニターや電子ビューファインダーの画素数も高く、見やすいです。ただし、価格は比較的高く、コストパフォーマンスは低いです。
以上のことから、私がおすすめするベストチョイスはソニー α7 III 28-70mm レンズキットです。理由は以下の通りです。
- 価格がキヤノン EOS R6 RF24-105mm F4-7.1 IS STM レンズキットよりも約10万円安い。
- レンズが軽量コンパクトで携帯性に優れている。
- 「追いかける瞳AF」が人物や動物の撮影に便利である。
- バッテリー寿命が長く、一回の充電で約610枚の撮影ができる。
ソニー α7 III 28-70mm レンズキットは、高性能なカメラ本体と軽量コンパクトなレンズの組み合わせで、幅広いシーンに対応できるカメラです。価格も手頃で、コストパフォーマンスが高いです。旅行や日常のスナップ撮影を楽しみたい方や、人物や動物の表情を逃さずに撮りたい方におすすめです。