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ニコン Z 9 ボディはライバル機種に勝るか?徹底比較レビュー

目次

比較概要

ニコン Z 9 ボディは、ニコンのミラーレスカメラのフラッグシップモデルです。2021年12月24日に発売されたばかりの最新機種で、 積層型CMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED 7」で、すぐれたAF性能を実現 約125分の8K UHD/30pの動画を、外部レコーダーを使わずカメラボディ内のメモリーカードに記録可能 で、4K UHD/120p/60p/30pにも対応しています。

この記事では、Z 9 ボディと同じような価格帯で人気のあるミラーレスカメラと比較してみます。比較機種は、 ソニー α1 ボディとキヤノン EOS R5 ボディ です。これらの機種も、フルサイズセンサーを搭載し、高画質な静止画と動画を撮影できるハイエンドモデルです。それぞれの特徴や性能を詳しく見ていきましょう。

比較表

項目 ニコン Z 9 ボディ ソニー α1 ボディ キヤノン EOS R5 ボディ
価格(税込) 645,000円 899,800円 499,800円
発売日 2021年12月24日 2021年2月26日 2020年7月30日
素数(有効) 4571万画素 5060万画素 4500万画素
撮像素子サイズ フルサイズ/35.9mm×23.9mm/CMOS フルサイズ/35.9mm×24.0mm/CMOS(積層型) フルサイズ/36.0mm×24.0mm/CMOS(積層型)
ISO感度(標準) ISO 64-25600(拡張:ISO 32-102400) ISO 100-32000(拡張:ISO 50-102400) ISO 100-51200(拡張:ISO 50-102400)
連写速度 最高約20コマ/秒(AF/AE追従) 最高約30コマ/秒(AF/AE追従) 最高約20コマ/秒(AF/AE追従)
動画記録 8K UHD/30p、4K UHD/120p/60p/30p 8K UHD/30p、4K UHD/120p/60p/30p 8K UHD/30p、4K UHD/120p/60p/30p
EVF 約369万ドット、最大120fps、0.8倍 約944万ドット、最大240fps、0.9倍 約576万ドット、最大120fps、0.76倍
液晶モニター 3.2型 約210万ドット 4軸チルト式タッチパネル 3.0型 約144万ドット 3方向チルト式タッチパネル 3.2型 約210万ドット バリアングル式タッチパネル
バッテリー寿命(CIPA規格) 約710枚(液晶使用時) 約530枚(液晶使用時) 約490枚(液晶使用時)
本体サイズ(幅×高さ×奥行き) 149×149.5×90.5mm 128.9×96.9×80.8mm 138×97.5×88mm
本体重量(バッテリー・メモリーカード含む) 約1340g 約737g 約738g(LP-E6NH使用時)

比較詳細

ニコン Z 9 ボディ、ソニー α1 ボディ、キヤノン EOS R5 ボディは、いずれもフルサイズミラーレスカメラのフラッグシップモデルです。それぞれに優れた性能や特徴がありますが、どのカメラがあなたにとって最適なのでしょうか?ここでは、各カメラの主な違いやメリットを詳しく比較してみましょう。

素数と連写速度

素数は、カメラのセンサーが持つ画素(ピクセル)の数で、画質や解像度に影響します。一般的には、画素数が多いほど高画質で細かい部分まで描写できますが、ノイズの発生やファイルサイズの増加などのデメリットもあります。また、画素数が多いと連写速度や動画記録にも制限がかかる場合があります。

この点では、ソニー α1 ボディが最も優れています。約5060万画素の高解像度センサーを搭載しながら、最高約30コマ/秒の高速連写を実現しています。これは、積層型CMOSセンサーと高速処理エンジン「BIONZ XR」の組み合わせによるものです。ニコン Z 9 ボディとキヤノン EOS R5 ボディは、約4571万画素と約4500万画素というほぼ同じ画素数ですが、連写速度はニコン Z 9 ボディが最高約20コマ/秒で、キヤノン EOS R5 ボディは最高約12コマ/秒(電子シャッター時)です。ニコン Z 9 ボディは、新開発のCMOSセンサーと新型画像処理エンジン「EXPEED 7」により、高速かつ高品質な撮影を可能にしています。

素数と連写速度を考えると、ソニー α1 ボディは最もバランスの良いカメラと言えます。高解像度で高速な撮影を求めるなら、ソニー α1 ボディがおすすめです。ニコン Z 9 ボディは、やや解像度は劣りますが、それでも十分な画質と速度を兼ね備えています。キヤノン EOS R5 ボディは、解像度は他の2機種と同等ですが、連写速度は劣っています。

動画記録とEVF

動画記録は、カメラの動画撮影能力を示す指標で、解像度やフレームレート、ビットレートなどによって異なります。一般的には、解像度が高く、フレームレートが多く、ビットレートが高いほど高画質で滑らかな動画が撮れますが、ファイルサイズやヒートマネジメントなどの問題もあります。また、動画撮影にはオートフォーカスや手振れ補正、音声録音などの機能も重要です。

この点では、ニコン Z 9 ボディが最も優れています。8K UHD/30pや4K UHD/120p/60p/30pの動画記録に対応しており、4K UHDでは10ビット4:2:2の内部記録や12ビットRAWの外部記録も可能です。また、オートフォーカスは人物や動物の瞳だけでなく、顔や頭部も追従し、動画撮影時にも高精度なAFを実現しています。手振れ補正はセンサーシフト式とレンズ内式の組み合わせにより、最大6.0段分の効果を発揮します。音声録音にはステレオマイクとヘッドホン端子を備えており、オプションの無線マイクも使用できます。

ソニー α1 ボディとキヤノン EOS R5 ボディも8K UHD/30pや4K UHD/120p/60p/30pの動画記録に対応していますが、ニコン Z 9 ボディに比べるといくつかの制限があります。ソニー α1 ボディは8K UHDでは10ビット4:2:0の内部記録しかできず、4K UHDでは10ビット4:2:2の内部記録や16ビットRAWの外部記録が可能です。オートフォーカスは人物や動物の瞳に対応していますが、鳥には対応していません。手振れ補正はセンサーシフト式とレンズ内式の組み合わせにより、最大5.5段分の効果を発揮します。音声録音にはステレオマイクとヘッドホン端子を備えており、オプションの無線マイクも使用できます。

キヤノン EOS R5 ボディは8K UHDでは12ビットRAWの内部記録や10ビット4:2:2の外部記録が可能ですが、4K UHDでは10ビット4:2:2の内部記録しかできません。また、8K UHDでは約20分間しか連続撮影できず、過熱による撮影中断や再開待ち時間が発生する場合があります。オートフォーカスは人物や動物(犬・猫・鳥)の瞳に対応しています。手振れ補正はセンサーシフト式とレンズ内式の組み合わせにより、最大8.0段分の効果を発揮します。音声録音にはステレオマイクとヘッドホン端子を備えており、オプションの無線マイクも使用できます。

動画記録を考えると、ニコン Z 9 ボディは最も高性能で柔軟なカメラと言えます。8K UHDや4K UHDでの高画質な動画撮影に加えて、オートフォーカスや手振れ補正、音声録音などの機能も充実しています。ソニー α1 ボディは8K UHDではやや劣りますが、4K UHDでは高画質な動画撮影ができます。キヤノン EOS R5 ボディは8K UHDでは高画質な動画撮影ができますが、4K UHDではやや劣ります。また、8K UHDでは過熱による制限があります。

EVF液晶モニター

EVF液晶モニターは、カメラの撮影時や再生時に映像を表示する部分です。EVFは電子ビューファインダーの略で、目を近づけて覗くことで撮影画面を見ることができます。液晶モニターはカメラの背面にある画面で、ライブビュー撮影や動画撮影に便利です。EVF液晶モニターの性能は、解像度やサイズ、倍率、リフレッシュレートなどによって異なります。一般的には、解像度が高く、サイズが大きく、倍率が高く、リフレッシュレートが速いほど見やすく快適な映像が得られます。

この点では、ソニー α1 ボディが最も優れています。EVFは約944万ドットの超高解像度で、最大240fpsの高速リフレッシュレートに対応しています。また、0.9倍の高倍率で大きく見える上に、ブラックアウトフリーで滑らかな映像を提供します。液晶モニターは3.0型 約144万ドットの3方向チルト式タッチパネルで、明るさや色調を自動調整する機能も備えています。

ニコン Z 9 ボディとキヤノン EOS R5 ボディは、EVF液晶モニターの性能がほぼ同じです。EVFは約576万ドットと約369万ドットの高解像度で、最大120fpsの高速リフレッシュレートに対応しています。また、0.76倍と0.8倍の高倍率で大きく見える上に、ブラックアウトフリーで滑らかな映像を提供します。液晶モニターは3.2型 約210万ドットのバリアングル式タッチパネルで、明るさや色調を自動調整する機能も備えています。

EVF液晶モニターを考えると、ソニー α1 ボディは最も見やすく快適なカメラと言えます。EVFは解像度もリフレッシュレートも最高レベルで、液晶モニターも3方向チルト式で使い勝手が良いです。ニコン Z 9 ボディとキヤノン EOS

メリットとデメリット

ニコン Z 9 ボディ、ソニー α1 ボディ、キヤノン EOS R5 ボディは、それぞれにメリットとデメリットがあります。ここでは、各カメラの長所と短所を簡単にまとめてみましょう。

ニコン Z 9 ボディ

メリット

  • 高速で高品質な連写ができる
  • 8K UHDや4K UHDでの高画質な動画撮影ができる
  • 人物や動物の瞳だけでなく、顔や頭部も追従する高精度なオートフォーカスがある
  • 最大6.0段分の効果を発揮する手振れ補正がある
  • 縦グリップ一体型でバッテリー持続時間が長い

デメリット

ソニー α1 ボディ

メリット

  • 素数が最も高い
  • 高速で高品質な連写ができる
  • 8K UHDや4K UHDでの高画質な動画撮影ができる
  • 人物や動物の瞳に対応する高精度なオートフォーカスがある
  • EVF液晶モニターの解像度が最も高い
  • 本体が小さく軽い

デメリット

  • 鳥の瞳に対応していないオートフォーカスである
  • 手振れ補正の効果がやや低い
  • 縦グリップ一体型でなくバッテリー持続時間が短い
  • 液晶モニターがバリアングル式でなく3方向チルト式である
  • 価格が高い

キヤノン EOS R5 ボディ

メリット

  • 素数が最も高い(ソニー α1 ボディとほぼ同じ)
  • 8K UHDでの高画質な動画撮影ができる(RAW内部記録可能)
  • 人物や動物(犬・猫・鳥)の瞳に対応する高精度なオートフォーカスがある
  • 最大8.0段分の効果を発揮する手振れ補正がある(最も高い)
  • 液晶モニターがバリアングル式である(唯一)
  • まとめ

    ニコン Z 9 ボディ、ソニー α1 ボディ、キヤノン EOS R5 ボディは、それぞれに特徴がありますが、どれもプロフェッショナルなカメラとして優れた性能を持っています。しかし、それぞれのカメラには向き不向きがありますので、自分の撮影スタイルや目的に合わせて選ぶ必要があります。

    ニコン Z 9 ボディは、連写や動画撮影に優れたカメラです。高速で高品質な連写ができるので、スポーツや野生動物などの動きの速い被写体を捉えるのに最適です。また、8K UHDや4K UHDでの高画質な動画撮影ができるので、映像制作にも活用できます。オートフォーカスや手振れ補正も高性能で、縦グリップ一体型でバッテリー持続時間も長いので、長時間の撮影にも耐えられます。ただし、画素数がやや低く、本体が大きく重いので、携帯性や解像感にこだわる人には不向きかもしれません。

    ソニー α1 ボディは、画素数EVF液晶モニターの解像度が最も高いカメラです。約5010万画素の高解像度センサーで高速な連写ができるので、風景やポートレートなどの静止画撮影に最適です。また、8K UHDや4K UHDでの高画質な動画撮影ができるので、映像制作にも活用できます。オートフォーカスは人物や動物の瞳に対応しており、EVF液晶モニターは見やすく快適です。本体が小さく軽いので、携帯性も良いです。ただし、鳥の瞳に対応していないオートフォーカスや、手振れ補正の効果がやや低いこと、縦グリップ一体型でなくバッテリー持続時間が短いことなどが気になるかもしれません。

    キヤノン EOS R5 ボディは、8K UHDでのRAW内部記録が可能なカメラです。約5010万画素(ソニー α1 ボディとほぼ同じ)の高解像度センサーで8K UHDのRAW内部記録ができるので、最高品質の映像制作に最適です。また、人物や動物(犬・猫・鳥)の瞳に対応するオートフォーカスや、最大8.0段分(最も高い)の効果を発揮する手振れ補正も優秀です。液晶モニターはバリアングル式(唯一)なので、自撮りや低位置・高位置からの撮影に便利です。ただし、4K UHDでは10ビット4:2:2の内部記録しかできず、8K UHDでは過熱による制限があること、EVF液晶モニターの解像度がやや低いことなどが気になるかもしれません。

    以上のことから、私がおすすめするベストチョイスは、ニコン Z 9 ボディです。連写や動画撮影に優れたカメラで、オートフォーカスや手振れ補正も高性能です。縦グリップ一体型でバッテリー持続時間も長いので、長時間の撮影にも耐えられます。画素数がやや低く、本体が大きく重いので、携帯性や解像感にこだわる人には不向きかもしれませんが、それ以外の点では最高レベルのカメラだと思います。スポーツや野生動物などの動きの速い被写体を捉えたり、映像制作をしたりする人には、ニコン Z 9 ボディがおすすめです。

    引用