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ハッセルブラッド 907X 50C ボディはライバル機種に勝るか?中判ミラーレスの最新事情

目次

比較概要

ハッセルブラッド 907X 50C ボディ は、2020年秋に発売された中判ミラーレスカメラです。5000万画素のCMOSセンサーを搭載し、最長シャッタースピードは68分という驚異的な性能を持ちます。画面サイズは3.2インチでチルト式可動モニターに対応しており、タッチパネル操作も可能です。レトロでコンパクトなデザインが特徴で、ハッセルブラッドのVシステムのレンズやアクセサリーとも互換性があります。

このカメラはどのようなライバル機種と比較されるのでしょうか?同じ中判ミラーレスカメラで、発売日や価格帯が近いものとして、 フジフイルム GFX 100S ボディ ペンタックス 645Z ボディ が挙げられます。これらのカメラはそれぞれ1億画素と5100万画素のセンサーを搭載し、高画質な写真を撮影することができます。しかし、ハッセルブラッド 907X 50C ボディにはそれらにはない魅力があります。

この記事では、ハッセルブラッド 907X 50C ボディとフジフイルム GFX 100S ボディ、ペンタックス 645Z ボディの3機種を比較して、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。中判ミラーレスカメラに興味のある方はぜひ参考にしてください。

比較表

項目 ハッセルブラッド 907X 50C ボディ フジフイルム GFX 100S ボディ ペンタックス 645Z ボディ
タイプ 中判ミラーレスカメ 中判ミラーレスカメ 中判一眼レフカメラ
素数 5000万画素 1億画素 5100万画素
撮像素子 中判サイズ/32.9mm×43.8mm/CMOS 中判サイズ/33.0mm×44.0mm/BSI CMOS 中判サイズ/33.0mm×44.0mm/CMOS
重量 740g (本体のみ) 900g (バッテリー・メモリーカード込み) 1550g (バッテリー・メモリーカード込み)
液晶モニター 3.2インチ 236万ドット チルト式可動モニター タッチパネル対応 3.2インチ 236万ドット 3方向可動モニター タッチパネル対応 3.2インチ 103万ドット チルト式可動モニター タッチパネル非対応

比較表(続き)

電子ビューファインダー 3.69Mドット 0.77倍 100%視野率 3.69Mドット 0.77倍 100%視野率 3.69Mドット 0.62倍 98%視野率
動画撮影 4K/30p 10bit 4:2:0 内部記録
4K/30p 10bit 4:2:2 HDMI出力
4K/30p 10bit 4:2:0 内部記録
4K/30p 10bit 4:2:2 HDMI出力
FHD/60p 8bit 4:2:0 内部記録
FHD/60p 8bit 4:2:2 HDMI出力
防塵・防滴・耐低温性能 ○ マイナス10度まで ○ マイナス10度まで ○ マイナス10度まで
Wi-FiBluetooth機能 Bluetooth Low Energy対応 Bluetooth Low Energy対応 Bluetooth非対応
価格(税込) ¥692,009 1 ¥692,010 2 ¥599,800 3

比較詳細

今回は、中判ミラーレスカメラの最新モデルであるハッセルブラッド 907X 50C ボディと、その競合機種であるフジフイルム GFX 100S ボディとペンタックス 645Z ボディを比較してみました。それぞれのカメラの特徴や魅力を詳しく解説していきます。

ハッセルブラッド 907X 50C ボディ

ハッセルブラッド 907X 50C ボディは、2020年9月に発売された中判ミラーレスカメラです。5000万画素のCMOSセンサー(43.8×32.9mm)を搭載し、16ビットの色深度と14ストップの広いダイナミックレンジ、ハッセルブラッドナチュラルカラーソリューションで人が見たそのままに近い色を再現するという特徴があります。また、4K/30pの動画撮影も可能です。

このカメラの最大の魅力は、そのクラシカルでコンパクトなデザインにあります。カメラボディとデジタルバックで構成されており、カメラボディはほんの2cm程度の薄さで、レンズとデジタルバックを接続するアダプターといった様相です。デジタルバックはVシステムのフィルムマガジンを彷彿とさせる形状で、背面の液晶はチルト式でウエストレベルでの撮影にも対応しています。このスタイルは、往年のハッセルブラッドSWCを思わせるもので、所有感や撮影感を大いに満たしてくれることでしょう。

また、このカメラはXCDレンズに対応しており、高品質な中判レンズを豊富に選べます。さらに、別売りのアクセサリーを使えば、光学ファインダーや外付けグリップなども装着できます。また、このデジタルバックはハッセルブラッド500C/Mなど、往年のVシステムと組み合わせて使用することもできます。これは、フィルム時代からハッセルブラッドを愛用してきたユーザーにとっては嬉しい機能です。

ハッセルブラッド 907X 50C ボディは、中判カメラとしては非常に軽量でコンパクトなカメラですが、その性能や画質は妥協していません。中判センサーならではの豊かな階調や解像感、ナチュラルな色再現などが魅力的です。また、そのクラシカルなデザインや操作感も魅力的です。中判カメラに興味がある方や、フィルム時代からハッセルブラッドを愛用してきた方におすすめのカメラです。

フジフイルム GFX 100S ボディ

フジフイルム GFX 100S ボディは、2021年2月に発売された中判ミラーレスカメラです。1億200万画素のCMOSセンサー(43.8×32.9mm)を搭載し、16ビットの色深度と16.7ストップの広いダイナミックレンジ、フジフイルムのフィルムシミュレーションで独自の色表現ができるという特徴があります。また、4K/30pの動画撮影も可能です。

このカメラの最大の魅力は、その高性能なセンサーとプロセッサーにあります。1億200万画素という驚異的な解像力は、細部まで鮮明に写し出し、拡大やトリミングにも耐えます。また、高速画像処理エンジン「X-Processor 4」のおかげで、高感度ノイズも抑えられ、暗所での撮影も快適です。さらに、像面位相差方式のオートフォーカスは、顔検出や瞳AFが高速・高精度に動作し、ポートレート撮影にも最適です。

また、このカメラはGマウントレンズに対応しており、高品質な中判レンズを豊富に選べます。さらに、別売りのアクセサリーを使えば、光学ファインダーや外付けグリップなども装着できます。また、このカメラはボディ内手ぶれ補正機構を備えており、5軸・最大6.0段の補正効果が得られます。これは、手持ち撮影やスローシャッター撮影にも便利な機能です。

フジフイルム GFX 100S ボディは、中判カメラとしては非常に軽量でコンパクトなカメラですが、その性能や画質は圧倒的です。中判センサーならではの豊かな階調や解像感、フジフイルムならではの色再現などが魅力的です。また、その高速・高精度なオートフォーカスや手ぶれ補正機能も魅力的です。中判カメラに興味がある方や、高画質なポートレート撮影をしたい方におすすめのカメラです。

メリットとデメリット

フジフイルム GFX 100S ボディとハッセルブラッド 907X 50C ボディは、ともに中判ミラーレスカメラですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。ここでは、主な特徴や性能を比較してみましょう。

フジフイルム GFX 100S ボディのメリット

  • 1億200万画素の高解像度センサーで、細部まで鮮明に写せる。
  • 高速画像処理エンジン「X-Processor 4」で、高感度ノイズも抑えられる。
  • 像面位相差方式のオートフォーカスで、顔検出や瞳AFが高速・高精度に動作する。
  • ボディ内手ぶれ補正機構で、5軸・最大6.0段の補正効果が得られる。
  • Gマウントレンズに対応しており、高品質な中判レンズを豊富に選べる。

フジフイルム GFX 100S ボディのデメリット

  • 重量は900gと、中判カメラとしては軽量だが、一眼レフやミラーレスカメラと比べると重い。
  • バッテリー持続時間は約460枚と、他のカメラと比べると短い。
  • 液晶モニターはチルト式だが、可動範囲が狭く、自撮りや高低差のある撮影には不便。
  • 価格は約90万円(税別)と、中判カメラとしては安いが、一般的なカメラと比べると高い。

ハッセルブラッド 907X 50C ボディのメリット

  • 5000万画素の中判センサーで、豊かな階調や解像感を表現できる。
  • XCDレンズだけでなく、VシステムのレンズやMマウントのレンズもアダプターを使って使える。
  • 背面液晶モニターは90度までチルトでき、ウェストレベル撮影にも対応する。
  • 重量は740g(バッテリー含む)と、中判カメラとしては非常に軽量でコンパクト。
  • 価格は約70万円(税別)と、中判カメラとしては手頃。

ハッセルブラッド 907X 50C ボディのデメリット

  • 5000万画素のセンサーは高品質だが、フジフイルム GFX 100S ボディの1億200万画素に比べると解像力が劣る。
  • 物理的な操作ボタンやダイヤルが少なく、ほとんどの操作をタッチパネルで行わなければならない。
  • オートフォーカスは遅く、連写速度も2.7コマ/秒と遅い。
  • バッテリー持続時間は約200枚と、フジフイルム GFX 100S ボディの約460枚に比べると短い。
  • 液晶モニターは3.2型で約236万ドットと高品質だが、限定モデルの907Xスペシャルエディションの3型・約92万ドットに比べると大きくて重い。

まとめ

フジフイルム GFX 100S ボディとハッセルブラッド 907X 50C ボディは、ともに中判ミラーレスカメラですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。どちらのカメラも高品質な画像を撮影できることは間違いありませんが、どちらを選ぶかは、あなたの撮影スタイルや目的によって異なるでしょう。

フジフイルム GFX 100S ボディは、1億200万画素の高解像度センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載しており、細部まで鮮明に写せるだけでなく、高感度ノイズも抑えられます。また、像面位相差方式のオートフォーカスやボディ内手ぶれ補正機構も備えており、ポートレート撮影や手持ち撮影にも最適です。さらに、Gマウントレンズに対応しており、高品質な中判レンズを豊富に選べます。このカメラは、解像力や性能を重視する方や、多様なシーンで撮影する方におすすめです。

ハッセルブラッド 907X 50C ボディは、5000万画素の中判センサーで、豊かな階調や解像感を表現できます。また、XCDレンズだけでなく、VシステムのレンズやMマウントのレンズもアダプターを使って使えます。さらに、背面液晶モニターは90度までチルトでき、ウェストレベル撮影にも対応します。また、重量は740g(バッテリー含む)と、中判カメラとしては非常に軽量でコンパクトです。価格も約70万円(税別)と、中判カメラとしては手頃です。このカメラは、階調や色再現を重視する方や、レトロなデザインや操作感を楽しみたい方におすすめです。

以上のことから、私がベストチョイスとしてお勧めするのは、フジフイルム GFX 100S ボディです。理由は以下の通りです。

  • 1億200万画素の高解像度センサーで、細部まで鮮明に写せる。
  • 高速画像処理エンジン「X-Processor 4」で、高感度ノイズも抑えられる。
  • 像面位相差方式のオートフォーカスやボディ内手ぶれ補正機構で、ポートレート撮影や手持ち撮影にも最適。
  • Gマウントレンズに対応しており、高品質な中判レンズを豊富に選べる。

フジフイルム GFX 100S ボディは、解像力や性能を重視する方や、多様なシーンで撮影する方におすすめの中判ミラーレスカメラです。中判カメラに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

引用

今回比較した機種のメーカーサイトは以下の通りです。