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ニコン Z 6II ボディの魅力とライバル機種との比較

目次

比較概要

Nikon Z 6IIは、2020年11月に発売されたフルサイズミラーレスカメラです。ニコンのZマウントを採用し、有効画素数は約2450万画素、連続撮影速度は最高約14コマ/秒、4K動画は最大60pに対応しています。また、ボディ内手ブレ補正や瞳AF、動物AFなどの機能も搭載しています。

この記事では、Nikon Z 6IIと同じ価格帯で人気のあるフルサイズミラーレスカメラと比較してみます。比較対象となるのは、CanonのEOS R6とSONYのα7 IIIです。それぞれのカメラの特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。

Nikon Z 6IIは、Canon EOS R6よりも価格が安く、SONY α7 IIIよりも新しい世代のカメラです。ニコンの高い光学技術や描写力を持ちながら、ミラーレスならではの機能も備えています。操作性や使用感もニコンファンには馴染みやすく、Zマウントの可能性も広がっています。

比較表

項目 Nikon Z 6II Canon EOS R6 SONY α7 III
発売日 2020年11月6日 2020年8月27日 2018年3月23日
価格(ボディ) 約241,560円 約301,950円 約200,000円
センサーサイズ フルサイズ(35.9×23.9mm) フルサイズ(36×24mm) フルサイズ(35.6×23.8mm)
有効画素数(万画素) 2450万画素 2010万画素 2420万画素
最大記録画素数ピクセル 6048×4024 5472×3648 6000×4000
手振れ補正(補正段数) ボディ内手振れ補正(5軸・5段階)
光学IS連携なし
ボディ内手振れ補正(5軸・8段階)
光学IS連携あり
ボディ内手振れ補正(5軸・5段階)
光学IS連携あり
測距点数(点)
カバーエリア(%)
273点
横90%×縦90%
1053点
最大100%×100%
693点
横93%×縦93%
F8対応AF
測距輝度範囲(EV)
-
-4.5?19
F22対応
-6.5?20
-
-3?20
連続撮影速度
連続撮影枚数
?14コマ/秒
圧縮RAW:200枚ロスレスRAW:200枚非圧縮RAW:126枚JPG:124枚(14bit時は10コマ/秒)(電子シャッター時は12コマ/秒)(メカニカルシャッター時は12コマ/秒)
?20コマ/秒
RAW:240枚JPG:1000枚以上(電子シャッター時は20コマ/秒)(メカニカルシャッター時は12コマ/秒)
?10コマ/秒
圧縮RAW:89枚非圧縮RAW:40枚JPG:177枚(電子シャッター時は10コマ/秒)(メカニカルシャッター時は10コマ/秒)
項目 Nikon Z 6II Canon EOS R6 SONY α7 III
ファインダー方式 0.5型 OLED 0.5型 OLED 0.5型 OLED
ファインダー解像度(ドット) 369万ドット 369万ドット 236万ドット
最大ファインダー倍率 0.8倍 0.76倍 0.78倍
モニター形式 TFTカラー液晶(チルト式) TFTカラー液晶(バリアングル式) TFTカラー液晶(チルト式)
モニター解像度(ドット) 210万ドット 162万ドット 92万ドット
動画記録方式
記録形式
MPEG-4 AVC/H.264
MOV
H.264MPEG-4 AVC
H.265/HEVC
MP4
MPEG-4 AVC/H.264
XAVC SAVCHDMP4
最大動画解像度
フレームレート
4K UHD 3840×2160
?30p (60p対応予定)FHD 1920×1080
?120p(電子シャッター時は12コマ/秒)(メカニカルシャッター時は12コマ/秒)
4K UHD 3840×2160
?60pFHD 1920×1080
?120p(電子シャッター時は20コマ/秒)(メカニカルシャッター時は12コマ/秒)
4K UHD 3840×2160
?30pFHD 1920×1080
?120p(電子シャッター時は10コマ/秒)(メカニカルシャッター時は10コマ/秒)
動画撮影機能
動画プロファイル
N-Log (HDMI出力時)
ゼブラ、ピーキング、アッテネーターなど
HDR PQ、Canon Log (全対応)
ゼブラ、ウインドカット、アッテネーターなど
S-Log2、S-Log3、HLGなど
ゼブラ、ピーキング、アッテネーターなど

比較詳細

ニコン Z 6II、キヤノン EOS R6、ソニー α7 IIIは、いずれもフルサイズセンサーを搭載した高性能なミラーレスカメラです。しかし、それぞれに特徴や違いがあります。ここでは、ポートレート撮影における3機種の比較をしてみましょう。

画質

画質に関しては、3機種ともに高いレベルで差は少ないと言えます。しかし、細かく見ると、ニコン Z 6IIは24.5万画素の裏面照射型DP CMOSセンサーを搭載し、デュアルEXPEED 6の画像処理エンジンにより、高感度時のノイズ耐性やダイナミックレンジが優れています。キヤノン EOS R6は20.1万画素の裏面照射型DP CMOSセンサーを搭載し、DIGIC Xの画像処理エンジンにより、高速連写や動画撮影に強く、色再現性や肌質感が美しいです。ソニー α7 IIIは24.2万画素の裏面照射型DP CMOSセンサーを搭載し、BIONZ Xの画像処理エンジンにより、解像感や階調表現が豊かで、自然な色合いが得られます。

オートフォーカス

オートフォーカスに関しては、キヤノン EOS R6が最も優れていると言えます。EOS R6はDPCMOS AF IIという最新のAFシステムを採用し、測距点は1053点でカバーエリアは最大100×100%です。また、測距輝度範囲はEV-6.5?20という驚異的な暗所性能を持ちます。さらに、顔や瞳だけでなく、動物の顔や瞳も検出できる人物・動物検出機能や、被写体の動きに応じてAF速度や追従感度を自動調整する追従特性カスタマイズ機能など、高度なAF機能が充実しています。ニコン Z 6IIはハイブリッドAFシステムを採用し、測距点は273点でカバーエリアは横90%×縦90%です。測距輝度範囲は-4.5?19と暗所性能も高く、顔や瞳だけでなく、動物の瞳も検出できる動物瞳AF機能があります。ソニー α7 IIIもハイブリッドAFシステムを採用し、測距点は693点でカバーエリアは横93%×縦93%です。測距輝度範囲は-3?20と暗所性能も高く、顔や瞳だけでなく、動物の顔も検出できるリアルタイムトラッキングAF機能があります。

機能

機能に関しては、3機種ともに多彩な機能を備えていますが、それぞれに特色があります。ニコン Z 6IIは、デュアルスロットによるXQD/CFexpressとSDXCの同時記録やバックアップが可能で、高速なデータ転送や大容量の記録ができます。また、外部レコーダーに接続することで、4K 60pの12bit ProResRAWやBRAWの記録が可能で、高品質な動画撮影が楽しめます。さらに、N-LOGやHDR PQなどの動画プロファイルも対応しています。キヤノン EOS R6は、バリアングル式のタッチパネルモニターを搭載し、自撮りや高低差のある撮影がしやすくなっています。また、8段階の手ぶれ補正や電子手ぶれ補正により、手持ちでの安定した撮影が可能です。さらに、HEIF形式の記録やC-RAW形式の記録により、高画質かつ省メモリな撮影ができます。ソニー α7 IIIは、サブ液晶モニターを搭載し、撮影情報を確認しやすくなっています。また、30万回のシャッター耐久性や防塵防滴性能により、長期間の使用や厳しい環境下でも安心して撮影できます。さらに、リアルタイムトラッキングAFや5.1Kオーバーサンプリングなどの先進的な機能も備えています。

メリットとデメリット

3機種のメリットとデメリットをまとめてみました。以下の表は、各機種の特徴を簡単に示したもので、あくまで参考程度にしてください。

機種 メリット デメリット
ニコン Z 6II
  • 高感度時のノイズ耐性やダイナミックレンジが優れている
  • デュアルスロットによる高速なデータ転送や大容量の記録が可能
  • 外部レコーダーによる4K 60pの12bit ProResRAWやBRAWの記録が可能
  • N-LOGやHDR PQなどの動画プロファイルに対応している
  • 動物瞳AF機能がある
  • キヤノン EOS R6やソニー α7 IIIに比べて発売日が遅い
  • バリアングル式のタッチパネルモニターがない
  • F8対応AFがない
  • 手ぶれ補正や電子手ぶれ補正の性能が他機種より劣る
  • HEIF形式やC-RAW形式に対応していない
キヤノン EOS R6
  • 最新のDPCMOS AF IIシステムにより、高速で正確なオートフォーカスが可能
  • 測距点やカバーエリア、測距輝度範囲が広く、暗所性能が高い
  • 人物・動物検出機能や追従特性カスタマイズ機能など、高度なAF機能が充実している
  • バリアングル式のタッチパネルモニターを搭載し、自撮りや高低差のある撮影がしやすい
  • 8段階の手ぶれ補正や電子手ぶれ補正により、手持ちでの安定した撮影が可能
  • HEIF形式やC-RAW形式により、高画質かつ省メモリな撮影ができる
  • Canon LogやHDR PQなどの動画プロファイルに対応している
  • 有効画素数が他機種より低く、解像感に劣る可能性がある
  • XQD/CFexpressカードに対応していないため、データ転送速度や記録容量に制限がある
  • 外部レコーダーによる4K 60pの12bit ProResRAWやBRAWの記録ができない
  • F22対応AFはRFレンズ限定である
  • 温度上昇により動画撮影時間に制限がかかる場合がある
ソニー α7 III
  • 解像感や階調表現が豊かで、自然な色合いが得られる
  • サブ液晶モニターを搭載し、撮影情報を確認しやすい
  • 30万回のシャッター耐久性や防塵防滴性能により、長期間の使用や厳しい環境下でも安心して撮影できる
  • リアルタイムトラッキングAFや5.1Kオーバーサンプリングなどの先進的な機能を備えている
  • 動物顔AF機能がある
  • ニコン Z 6IIやキヤノン EOS R6に比べて発売日が古い
  • 高感度時のノイズ耐性やダイナミックレンジが他機種より劣る可能性がある
  • バリアングル式のタッチパネルモニターがない
  • XQD/CFexpressカードに対応していないため、データ転送速度や記録容量に制限がある
  • 外部レコーダーによる4K 60pの12bit ProResRAWやBRAWの記録ができない
  • N-LOGやHDR PQなどの動画プロファイルに対応していない
  • HEIF形式やC-RAW形式に対応していない

まとめ

ニコン Z 6II、キヤノン EOS R6、ソニー α7 IIIは、いずれも高性能なフルサイズミラーレスカメラですが、それぞれに強みと弱みがあります。どのカメラが最適かは、あなたの撮影スタイルや目的によって異なりますが、以下のような基準で選ぶと良いでしょう。

  • 高感度性能や動画撮影機能にこだわるなら、ニコン Z 6IIがおすすめです。ニコン Z 6IIは、高感度時のノイズ耐性やダイナミックレンジが優れており、外部レコーダーによる4K 60pの12bit ProResRAWやBRAWの記録が可能です。また、N-LOGやHDR PQなどの動画プロファイルにも対応しています。ただし、バリアングル式のタッチパネルモニターやF8対応AFがない点には注意が必要です。
  • オートフォーカス性能や手ぶれ補正性能にこだわるなら、キヤノン EOS R6がおすすめです。キヤノン EOS R6は、最新のDPCMOS AF IIシステムにより、高速で正確なオートフォーカスが可能です。測距点やカバーエリア、測距輝度範囲が広く、暗所性能も高いです。また、人物・動物検出機能や追従特性カスタマイズ機能など、高度なAF機能が充実しています。さらに、8段階の手ぶれ補正や電子手ぶれ補正により、手持ちでの安定した撮影が可能です。ただし、有効画素数が他機種より低く、解像感に劣る可能性がある点や、温度上昇により動画撮影時間に制限がかかる場合がある点には注意が必要です。
  • 解像感や耐久性能にこだわるなら、ソニー α7 IIIがおすすめです。ソニー α7 IIIは、解像感や階調表現が豊かで、自然な色合いが得られます。また、サブ液晶モニターを搭載し、撮影情報を確認しやすくなっています。さらに、30万回のシャッター耐久性や防塵防滴性能により、長期間の使用や厳しい環境下でも安心して撮影できます。ただし、ニコン Z 6IIやキヤノン EOS R6に比べて発売日が古く、高感度時のノイズ耐性やダイナミックレンジが劣る可能性がある点や、外部レコーダーによる4K 60pの12bit ProResRAWやBRAWの記録ができない点やN-LOGやHDR PQなどの動画プロファイルに対応していない点には注意が必要です。

以上のことから、私はニコン Z 6IIをベストチョイスとしてお勧めします。ニコン Z 6IIは、高感度性能や動画撮影機能に優れており、多彩な表現ができるカメラです。また、動物瞳AF機能があるので、ペットや野生動物の撮影にも適しています。ニコン Z 6IIは、あらゆるシーンに対応できる万能なカメラだと思います。

引用

今回比較した機種のメーカーサイトは以下の通りです。