富士フイルム X-S10 ボディは本当におすすめ?同価格帯の人気機種と徹底比較!
目次
比較概要
富士フイルム X-S10 ボディは、2020年11月に発売されたミラーレスデジタルカメラです。小型軽量ながら、5軸・最大6.0段の手ブレ補正機能や高速・高精度AF機能を備えています。4K/30P動画やフルHD/240Pハイスピード動画も撮影できる高性能なカメラです。
今回は、同じく富士フイルムのXシリーズに属するX-S20 ボディと比較してみました。X-S20 ボディは、2023年6月に発売された最新モデルで、X-S10 ボディと同じセンサーとプロセッサーを搭載しています。しかし、価格は約4万円高く、手ブレ補正機能も最大5.5段と若干劣っています。
では、どちらのカメラがおすすめなのでしょうか?それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
比較表
項目 | FUJIFILM X-S10 ボディ | FUJIFILM X-S20 ボディ |
---|---|---|
発売日 | 2020年11月19日 | 2023年6月29日 |
価格(税込) | 134,796円(最安価格) | 181,140円(最安価格) |
画素数(有効画素) | 2610万画素 | 2610万画素 |
撮像素子 | APS-C/23.5mm×15.6mm/CMOS4 | APS-C/23.5mm×15.6mm/CMOS4 |
手ブレ補正機能 | 5軸・最大6.0段 | 5軸・最大5.5段 |
液晶モニター | 3型 104万ドット バリアングル式 | 3型 104万ドット バリアングル式 |
ファインダー | 有機EL 236万ドット 0.62倍 | 有機EL 236万ドット 0.62倍 |
動画撮影 | 4K/30P、フルHD/240P | 4K/30P、フルHD/240P |
連写撮影 | 最高約30コマ/秒(電子シャッター) | 最高約30コマ/秒(電子シャッター) |
無線通信 | Wi-Fi、Bluetooth 4.2 BLE | Wi-Fi、Bluetooth 4.2 BLE |
サイズ・重量 | 126x85.1x65.4 mm 約465g(バッテリー、メモリーカード含む) | 126x85.1x65.4 mm 約410g(バッテリー、メモリーカード含む) |
比較詳細
富士フイルムのミラーレスカメラ「X-S10」と「X-T30」は、どちらもAPS-Cサイズのセンサーとプロセッサを搭載した高性能なカメラです。しかし、外観や操作性、機能性には大きな違いがあります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較してみましょう。
X-S10の特徴
X-S10は、2020年11月に発売された新しいシリーズのカメラです。X-T30と比べて、以下の点が異なります。
- ボディ内手ぶれ補正機能を搭載している。5軸・最大6段分の補正効果があり、手持ち撮影や暗所撮影に強い。
- グリップが大きく、ホールド感が良い。重いレンズを使っても安定感がある。
- 液晶モニターがバリアングル式で、自撮りや動画撮影に便利。
- 操作系がシンプルで初心者にも分かりやすい。シャッタースピードダイヤルやISO感度ダイヤルがなく、代わりにモードダイヤルやコマンドダイヤルで設定する。
- フィルムシミュレーションに「クラシックネガ」「エテルナ ブリーチバイパス」が追加されている。
X-S10は、小型軽量ながら高機能なカメラで、手ぶれ補正やバリアングルモニターなど撮影体験を豊かにする機能が満載です。操作性もシンプルで分かりやすく、初心者や手軽に撮影したい人にオススメです。
X-T30の特徴
X-T30は、2019年3月に発売されたX-Tシリーズの第3世代のカメラです。X-S10と比べて、以下の点が異なります。
- ボディ内手ぶれ補正機能を搭載していない。レンズ側の手ぶれ補正に頼るか、三脚などを使う必要がある。
- グリップが小さく、ホールド感がやや劣る。軽量レンズとの組み合わせがおすすめ。
- 液晶モニターがチルト式で、自撮りや動画撮影には不向き。
- 操作系が伝統的で上級者向け。シャッタースピードダイヤルやISO感度ダイヤルがあり、アナログ感のある操作が楽しめる。
- フィルムシミュレーションに「クラシックネガ」「エテルナ ブリーチバイパス」がなく、「クラシッククローム」「アクロス」などがある。
X-T30は、小型軽量ながら高画質なカメラで、X-Trans CMOS 4センサーとX-Processor 4エンジンの性能を引き出すことができます。操作性もアナログ感のあるダイヤル操作で楽しめます。上級者やレトロ好きな人にオススメです。
メリットとデメリット
X-S10は、富士フイルムのミラーレスカメラの中でもコンパクトで軽量なモデルです。しかし、その小さなボディには高性能なセンサーとエンジン、そして5軸ボディ内手ぶれ補正機能が搭載されています。また、操作性も初心者や一眼レフからの移行者にも親しみやすいように工夫されています。では、具体的にどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
メリット
- 高画質:裏面照射型2610万画素「X-Trans CMOS 4」センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載し、高感度や低ノイズ、高速AFなどの高画質性能を発揮します。また、富士フイルム独自のフィルムシミュレーションやカラークロームエフェクトなどの機能もあり、豊かな色彩表現が楽しめます。
- 手ぶれ補正:5軸・最大6.0段のボディ内手ぶれ補正機能を備えており、手持ち撮影や暗所撮影でもブレにくくなります。また、動画撮影時には電子式手ぶれ補正も併用でき、さらに安定した映像が得られます。
- 操作性:ホールド性にすぐれた大型グリップや、「バリアングル構造」を採用した背面の液晶モニターなどにより、高い操作性を実現しています。また、ダイヤルやタッチパネルなどの操作系もシンプルで直感的に使えます。撮影モードもオートからマニュアルまで幅広く選べます。
- 動画性能:4K/30P動画やフルHD/240Pハイスピード動画を撮影できます。また、マイク端子やHDMI端子も備えており、音声や映像の出力も可能です。さらに、F-LogやHLGなどの撮影形式も選択できます。
デメリット
- バッテリー:バッテリーは小型化されたNP-W126Sを使用しますが、その分持ちが悪くなっています。CIPA基準で約325枚という数字ですが、実際にはもっと少なく感じます。予備バッテリーやUSB充電器などを用意しておくことをおすすめします。
- レンズ選択:X-S10は小型軽量なカメラですが、富士フイルムのレンズは比較的大きく重いものが多いです。特に望遠レンズや明るいレンズはバランスが悪くなります。軽量レンズとの組み合わせがおすすめですが、その場合は画質や開放値などの妥協が必要になります。
- 液晶モニター:液晶モニターはバリアングル式で自由に動かせますが、その分厚みが増しています。また、液晶モニターを開くとカメラの左側にある端子が隠れてしまい、アクセスしにくくなります。
- 操作系:操作系はシンプルで使いやすいですが、カスタマイズ性は低いです。特に、前後のコマンドダイヤルは機能を変更できません。また、Fnボタンも4つしかありません。よく使う機能はQメニューやタッチパネルで呼び出す必要があります。
X-S10は、富士フイルムの高画質技術と手ぶれ補正機能を小型軽量なボディに詰め込んだカメラです。操作性も初心者や一眼レフからの移行者にも親しみやすいように工夫されています。しかし、バッテリーやレンズ選択、液晶モニターや操作系などには一長一短があります。自分の撮影スタイルや好みに合わせて、メリットとデメリットを比較検討してみてください。
まとめ
富士フイルムのミラーレスカメラ「X-S10」と「X-T30」は、どちらも裏面照射型2610万画素「X-Trans CMOS 4」センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載し、高画質と高速AFを実現しています。また、4K/30P動画やフルHD/240Pハイスピード動画も撮影できます。しかし、外観や操作性、手ぶれ補正機能などには大きな違いがあります。
X-S10は、5軸・最大6.0段のボディ内手ぶれ補正機能を備えており、手持ち撮影や暗所撮影でもブレにくくなります。また、ホールド性にすぐれた大型グリップや、「バリアングル構造」を採用した背面の液晶モニターなどにより、高い操作性を実現しています。操作系もシンプルで直感的に使えます。しかし、バッテリーの持ちが悪く、レンズ選択にも制限があります。
X-T30は、レトロなデザインとダイヤル操作が特徴的なカメラです。バッテリーの持ちもX-S10より良く、富士フイルムのレンズとのバランスも取りやすいです。しかし、手ぶれ補正機能はレンズ側にしかありません。また、液晶モニターはチルト式で自由度が低く、タッチパネルも反応が悪いです。操作系もカスタマイズ性が低いです。
では、どちらのカメラがおすすめでしょうか?私は以下のように考えます。
- 手ぶれ補正機能や操作性を重視する人にはX-S10がおすすめです。小型軽量なボディに高性能なセンサーとエンジン、そして手ぶれ補正機能が搭載されており、どんなシーンでも安心して撮影できます。操作系も初心者や一眼レフからの移行者にも親しみやすいように工夫されています。
- レトロなデザインやダイヤル操作を楽しみたい人にはX-T30がおすすめです。富士フイルムらしい風合いと色彩表現を堪能できます。バッテリーの持ちも良く、レンズ選択の幅も広いです。手ぶれ補正機能はレンズ側に任せることで、より写真撮影の楽しさを感じることができます。
以上が私のまとめです。富士フイルムのミラーレスカメラ「X-S10」と「X-T30」は、どちらも魅力的なカメラですが、自分の撮影スタイルや好みに合わせて選ぶことが大切だと思います。あなたにぴったりのカメラを見つけてください。
引用
今回比較した機種のメーカーサイトは以下の通りです。