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富士フイルム FUJIFILM GFX100S ボディの魅力を徹底比較!

目次

比較概要

富士フイルムの「GFX100S」は、2021年2月に発売されたラージフォーマットセンサーを搭載するミラーレスカメラです。有効約1億200万画素の超高画素センサーとボディ内5軸手ブレ補正を搭載しながらも、フルサイズ一眼レフの上位モデル並みの小型・軽量ボディを実現しています。価格も約70万円と、ラージフォーマットセンサー機としては手が届きやすいレベルになっています。

このカメラは、画質にこだわるハイアマチュアやプロの写真家にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。特に、フルサイズミラーレスや一眼レフの上位モデルを所有する人から、ステップアップの対象として注目されています。しかし、このカメラを選ぶにあたって、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

そこで本記事では、このカメラの同じような価格帯で人気のある機種と比較してみます。比較機種は、ソニーの「α7R IV」とキヤノンの「EOS R5」です。これらは、フルサイズセンサーを搭載するミラーレスカメラでありながら、有効約6100万画素と有効約4500万画素という高画素センサーを採用しています。また、4K/30pや8K/30pの動画撮影も可能で、高性能なAFシステムや手ブレ補正機能も備えています。

これらのカメラとGFX100Sを比較することで、それぞれの特徴や違いを明らかにし、あなたのカメラ選びの参考になれば幸いです。

本記事では以下の項目について比較します。

  • 比較表:各カメラの主なスペックを一覧で見やすく比較します。
  • 比較詳細:各カメラの画質や操作性などを実写やグラフを交えて詳しく比較します。
  • メリットとデメリット:各カメラの長所と短所をまとめてお伝えします。
  • まとめ:本記事の結論として、各カメラのおすすめポイントや選ぶべき人をお伝えします。

それでは早速見ていきましょう!

比較表

カメラ名 富士フイルム
FUJIFILM GFX100S ボディ
ソニー
α7R IV ボディ
キヤノン
EOS R5 ボディ
素数(有効画素) 1億200万画素 6100万画素 4500万画素
撮像素子サイズ 中判サイズ
43.8mm×32.9mm
フルサイズ
35.7mm×23.8mm
フルサイズ
36mm×24mm
記録フォーマット JPEG/RAW/TIFF JPEG/RAW/HEIF JPEG/RAW/HEIF/C-RAW
連写撮影速度(最高) 約5コマ/秒 約10コマ/秒(AF/AE追従時)
約8コマ/秒(ライブビュー時)
約20コマ/秒(電子シャッター時)
約12コマ/秒(機械式シャッター時)
シャッタースピード(最高) 1/16000秒(電子シャッター時)
1/4000秒(メカニカルシャッター時)
1/8000秒(メカニカルシャッター時)
1/32000秒(電子シャッター時)
1/8000秒(メカニカルシャッター時)
1/16000秒(電子シャッター時)
ISO感度(推奨露出指数) 静止画:ISO 100~12800(拡張感度:ISO 50~102400)
動画:相当于 ISO 100~12800(拡張感度:相当于 ISO 100~102400)
静止画:ISO 100~32000(拡張感度:ISO 50~102400)
動画:相当于 ISO 100~32000(拡張感度:相当于 ISO 100~102400)
静止画:ISO 100~51200(拡張感度:ISO 50~102400)
動画:ISO 100~25600
ファインダー形式 電子ビューファインダー(有機EL 電子ビューファインダー(有機EL 電子ビューファインダー(有機EL
ファインダー画素数 約369万ドット 約576万ドット 約518万ドット
モニター形式 チルト式液晶モニター チルト式液晶モニター バリアングル式液晶モニター
モニター画素数 約236万ドット 約144万ドット 約210万ドット
バッテリー寿命(静止画撮影時)
(CIPA規格準拠)
液晶モニター使用時:約460枚
電子ビューファインダー使用時:約410枚
液晶モニター使用時:約670枚
電子ビューファインダー使用時:約530枚
液晶モニター使用時:約490枚
電子ビューファインダー使用時:約320枚
外形寸法(幅×高さ×奥行き)
(CIPA規準準拠)
約150.0mm×104.2mm×87.0mm
(突起部含まず)
約128.9mm×96.4mm×77.5mm
(突起部含まず)
約135.8mm×97.5mm×88.0mm
(突起部含まず)
質量(重量)
(CIPA規準準拠)
バッテリー、メモリーカード含む 約900g
(バッテリー、メモリーカード含まず 約840g)
バッテリー、メモリーカード含む 約665g
(バッテリー、メモリーカード含まず 約582g)
バッテリー、メモリーカード含む 約738g
(バッテリー、メモリーカード含まず 約650g)

比較詳細

ここでは、富士フイルムの「 FUJIFILM GFX100S α7R IV EOS R5 」という3つのカメラを比較してみましょう。これらはいずれも高画素で高画質なカメラですが、それぞれに特徴や違いがあります。どのカメラがあなたにとって最適なのか、詳しく見ていきましょう。

まず、最も大きな違いは センサーサイズ です。GFX100Sはラージフォーマット(43.8×32.9mm)のセンサーを搭載しており、α7R IVやEOS R5はフルサイズ(約36×24mm)のセンサーを搭載しています。センサーサイズが大きいということは、画素密度が低くなり、ノイズが少なく、階調や色彩表現が豊かになるというメリットがあります。また、画角に対して焦点距離が長くなるため、被写体に対して背景をぼかすことが容易になります。GFX100Sは有効約1億200万画素の超高画素センサーを採用しており、その解像感や階調表現はフルサイズ機を超えるものがあります12。

次に、 手ブレ補正機能 についてです。GFX100Sはボディ内5軸手ブレ補正(IBIS)を搭載しており、最大6.0段分の補正効果を発揮します。α7R IVもボディ内5軸手ブレ補正(IBIS)を搭載しており、最大5.5段分の補正効果を発揮します3。EOS R5もボディ内5軸手ブレ補正(IBIS)を搭載しており、最大8.0段分の補正効果を発揮します4。ただし、EOS R5の場合は対応するRFレンズとの組み合わせで最大効果が得られるため、実際の効果はレンズによって異なります。手ブレ補正機能は、低速シャッターで撮影する場合や動画撮影する場合に有効であり、どのカメラも優秀な性能を持っています。

続いて、 オートフォーカス性能 についてです。GFX100Sは像面位相差AFを採用しており、撮像面積の約100%に約42万個のAF測距点を配置しています。α7R IVも像面位相差AFを採用しており、撮像面積の約74%に約56万8000個のAF測距点を配置しています3。EOS R5も像面位相差AFを採用しており、撮像面積の約100%に約10万5000個のAF測距点を配置しています4。どのカメラも高速かつ正確なオートフォーカスを実現しており、顔や瞳の検出や追従も可能です。動体撮影においては、EOS R5が最高約20コマ/秒、α7R IVが最高約10コマ/秒、GFX100Sが最高約5コマ/秒の連写速度を持っており、EOS R5が最も優れています43。

さらに、 動画性能 についてです。GFX100Sは4K/30pの動画撮影に対応しており、ラージフォーマットセンサーならではの浅い被写界深度や10bit出力の階調再現性、高感度を実現しています。α7R IVも4K/30pの動画撮影に対応しており、リアルタイムトラッキングやリアルタイム瞳AFなどの高性能なオートフォーカス機能を活用できます2。EOS R5は4K/120pや8K/30pの動画撮影に対応しており、最高レベルの解像感や滑らかな動きを表現できます。ただし、EOS R5の場合は高画質モードでの撮影時間に制限があり、過熱による撮影中断の可能性があります。動画性能においては、EOS R5が最も優れていますが、GFX100Sやα7R IVもそれぞれに魅力的な機能を持っています。

最後に、 操作性や使い勝手 についてです。GFX100Sは天面にPASMのモードダイヤルを配置し、従来のカメラと同じ感覚で操作できます。また、撮影設定を保存して瞬時に切り替えられる「カスタムポジション」や、頻繁に変更するメニュー項目をワンプッシュで呼び出せる「ファンクション設定」など、自分好みにカスタマイズできる機能を数多く搭載しています。α7R IVもカスタムキーやマイダイヤルなどで操作性を向上できますが、メニュー画面は多くの項目がありやや複雑です2。EOS R5はタッチパネル液晶モニターを活用した直感的な操作が可能ですが、一部の機能はタッチ操作では呼び出せません。操作性や使い勝手においては、GFX100Sが最も優れています。

以上の比較からわかるように、GFX100Sはラージフォーマットセンサーを搭載しながらも小型軽量で高性能なカメラです。特にセンサーサイズや解像力、階調表現などの画質面ではフルサイズ機を圧倒します。また、手ブレ補正機能やオートフォーカス性能も高く、動画撮影や操作性も優秀です。フルサイズ機と比べると連写速度や動画解像度などでは劣りますが、それらを補って余りある魅力的なカメラだと言えます。

メリットとデメリット

ここでは、GFX100Sのメリットとデメリットをまとめてみましょう。

メリット

  • ラージフォーマットセンサーによる高画質。解像力や階調表現、色再現性などが優れている。
  • ボディ内5軸手ブレ補正による高い安定性。最大6.0段分の補正効果があり、手持ち撮影や動画撮影に有効。
  • 高速・高精度なオートフォーカス性能。像面位相差AFを採用し、顔や瞳の検出や追従も可能。
  • 小型軽量で使いやすいボディ。約900gの重量で持ち運びやすく、操作性も優秀。
  • 4K/30pの動画撮影に対応。ラージフォーマットセンサーならではの浅い被写界深度や10bit出力の階調再現性、高感度を実現。

デメリット

  • 連写速度が低い。最高約5.0コマ/秒と、動体撮影には不向き。
  • 動画解像度が低い。4K/30pが最高で、4K/60pや8Kには対応していない。
  • レンズの種類が少ない。Gマウントレンズは現在13本で、フルサイズ機に比べると選択肢が少ない。
  • 価格が高い。フルサイズ機の上位モデルと同程度だが、それでも70万円以上はする。

GFX100Sは、ラージフォーマットセンサーを搭載しながらも小型軽量で高性能なカメラです。特に画質面ではフルサイズ機を圧倒しますが、連写速度や動画解像度などでは劣ります。レンズの種類や価格も考慮する必要があります。自分の撮影スタイルや予算に合わせて、GFX100Sを選ぶかどうかを判断してください。

まとめ

この記事では、富士フイルムの「 FUJIFILM GFX100S α7R IV EOS R5 」という3つのカメラを比較しました。これらはいずれも高画素で高画質なカメラですが、それぞれに特徴や違いがあります。どのカメラがあなたにとって最適なのか、メリットとデメリットをまとめてみましょう。

GFX100Sは、ラージフォーマットセンサーによる高画質が最大のメリットです。解像力や階調表現、色再現性などが優れており、風景やポートレートなどの静止画撮影に向いています。また、ボディ内5軸手ブレ補正や高速・高精度なオートフォーカス性能も高く、動画撮影や操作性も優秀です。デメリットは、連写速度や動画解像度が低いことや、レンズの種類が少ないこと、価格が高いことです。GFX100Sは、画質にこだわるハイアマチュアやプロの写真家におすすめです。

α7R IVは、フルサイズセンサーによる高画質と高速・高精度なオートフォーカス性能がメリットです。有効約6100万画素の高画素センサーと像面位相差AFを採用し、静止画や動画の撮影において高いパフォーマンスを発揮します。また、ボディ内5軸手ブレ補正や4K/30pの動画撮影にも対応しています。デメリットは、階調表現や色再現性がGFX100Sに劣ることや、操作性がやや複雑であることです。α7R IVは、多様なジャンルの撮影に対応できる汎用性の高いカメラで、フルサイズミラーレスを使いこなしたいハイアマチュアにおすすめです。

EOS R5は、動画性能が最も優れたカメラです。4K/120pや8K/30pの動画撮影に対応し、最高約20コマ/秒の連写速度も持っています。また、ボディ内5軸手ブレ補正や像面位相差AFも搭載し、オートフォーカス性能も高いです。デメリットは、高画質モードでの撮影時間に制限があり、過熱による撮影中断の可能性があることや、価格が高いことです。EOS R5は、動体撮影や動画撮影に力を入れたいハイアマチュアやプロの映像作家におすすめです。

以上の比較からわかるように、GFX100Sはラージフォーマットセンサーを搭載しながらも小型軽量で高性能なカメラであり、特に静止画の画質面ではフルサイズ機を圧倒します。α7R IVはフルサイズセンサーによる高画質と高速・高精度なオートフォーカス性能を持ち、多様なジャンルの撮影に対応できる汎用性の高いカメラです。EOS R5は動画性能が最も優れたカメラであり、動体撮影や動画撮影に力を入れたい人に向いています。

では、どのカメラがベストチョイスなのでしょうか? 答えは、あなたの撮影スタイルや予算によって異なりますが、私の個人的な意見としては、 GFX100Sがおすすめです 。理由は以下の通りです。

  • GFX100Sは、画質にこだわる人にとって最高のカメラです。ラージフォーマットセンサーによる解像力や階調表現、色再現性は他のカメラと比べても群を抜いています。風景やポートレートなどの静止画撮影においては、GFX100Sの画質を超えるカメラは現在存在しません。
  • GFX100Sは、小型軽量で使いやすいカメラです。約900gの重量で持ち運びやすく、操作性も優秀です。ボディ内5軸手ブレ補正や高速・高精度なオートフォーカス性能も高く、動画撮影や操作性も優秀です。ラージフォーマットセンサーを搭載しながらも、フルサイズ機と同じ感覚で操作できます。
  • GFX100Sは、価格が手が届く範囲になっています。以前のGFXシリーズと比べると大幅に価格が下がっており、フルサイズ機の上位モデルと同程度になっています。もちろん安いとは言えませんが、その価格に見合うだけの価値があります。

以上の理由から、私はGFX100Sをベストチョイスとしておすすめします。もちろん、α7R IVやEOS R5もそれぞれに魅力的なカメラですが、GFX100Sはそれらを上回る画質と使い勝手を兼ね備えています。あなたもGFX100Sで異次元の高画質を体験してみませんか?

引用