パナソニック LUMIX DC-GH5M2 ボディは無線ライブ配信に最適!同価格帯の人気機種と徹底比較
目次
比較概要
パナソニック LUMIX DC-GH5M2 ボディは、 無線ライブ配信に対応したミラーレス一眼カメラ です。高速通信に対応したデバイスと本機をテザリング接続し、専用アプリを使ってライブ配信ができます。また、高画質を実現する新センサー/エンジンや、顔認識のフォーカス性能が向上したAF性能など、動画・静止画の基本性能も進化しています。
この記事では、同じような価格帯で人気のある機種と比較して、LUMIX DC-GH5M2 ボディの魅力をお伝えします。比較機種は、ソニー α7 III ボディとキヤノン EOS R6 ボディです。これらの機種は、フルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラで、動画撮影にも優れています。しかし、LUMIX DC-GH5M2 ボディには、それらの機種にはない独自の特徴があります。
それでは、詳しく見ていきましょう。
比較表
製品名 | パナソニック LUMIX DC-GH5M2 ボディ | ソニー α7 III ボディ | キヤノン EOS R6 ボディ |
---|---|---|---|
価格(税込) | ¥237,600(参考価格) | ¥220,000(参考価格) | ¥330,000(参考価格) |
センサーサイズ | 4/3型 | 35mmフルサイズ | 35mmフルサイズ |
有効画素数(メガピクセル) | 2033万画素 | 2420万画素 | 2040万画素 |
最大記録画素数(静止画) | 5184×3888 (L) | 6000×4000 (L) | 5472×3648 (L) |
最大記録画素数(動画) | C4K 4096×2160 59.94p 200Mbps (4:2:0,10bit LongGOP) | 4K 3840×2160 30p 100Mbps (4:2:0,8bit LongGOP) | 4K 3840×2160 60p IPB約230Mbps (4:2:2,10bit ALL-I) |
連写速度(最高) | 約12コマ/秒(機械式シャッター) | 約10コマ/秒(機械式シャッター) | 約12コマ/秒(機械式シャッター) |
手ぶれ補正効果 | 約6.5段分 | 約5.0段分 | 約8.0段分 |
電子ビューファインダー | 有機EL 368万ドット 0.76倍 | 有機EL 235万ドット 0.78倍 | 有機EL 369万ドット 0.76倍 |
液晶モニター | 3.0型 184万ドット フリーアングルタッチパネル | 3.0型 92万ドット チルトタッチパネル | 3.0型 162万ドット 可変角度タッチパネル |
無線通信機能 | Wi-Fi、Bluetooth、NFC対応 | Wi-Fi、Bluetooth対応 | Wi-Fi、Bluetooth対応 |
バッテリー持続時間(静止画撮影時) | CIPA基準 約410枚(液晶モニター使用時) 約400枚(電子ビューファインダー使用時) | CIPA基準 約610枚(液晶モニター使用時) 約710枚(電子ビューファインダー使用時) | CIPA基準 約360枚(液晶モニター使用時) 約250枚(電子ビューファインダー使用時) |
比較詳細
今回は、パナソニックのミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-GH5M2 ボディ」を、ソニーの「α7 III ボディ」とキヤノンの「EOS R6 ボディ」と比較してみました。これらのカメラは、動画撮影に特化した高性能なモデルですが、静止画撮影も優れています。それぞれの特徴や違いを見ていきましょう。
まず、センサーサイズについてですが、パナソニックはマイクロフォーサーズ、ソニーとキヤノンは35mmフルサイズとなっています。センサーサイズが大きいほど、画質やボケ味に優れると言われていますが、パナソニックも「ARコート20.3 M Live MOSセンサー」や「ヴィーナスエンジン」を搭載することで、高画質な映像表現を実現しています。また、マイクロフォーサーズはレンズ交換時にセンサーに付着しやすいホコリを防ぐ構造になっているので、メンテナンスも楽です。
次に、動画撮影についてですが、パナソニックは無線ライブ配信機能を搭載しており、5G対応端末などと連携して高速通信でライブ配信ができます。専用アプリ「LUMIX Sync」を使えば、スマートフォンからカメラの設定や操作も可能です。また、オーバーヒートを抑制する設計により、時間無制限で動画撮影ができます。Cinema4K 60p 10bitやCinema4K 30p 4:2:2 10bit記録にも対応しており、プロ仕様の映像制作にも対応できます。
ソニーは、「BIONZ X」や「フロントエンドLSI」を搭載しており、高速処理と高画質化を両立しています。4K 30p 4:2:2 10bit記録やS-Log3/S-Gamut3.Cineなどの映像表現機能にも対応しており、高品位な動画撮影ができます。また、「リアルタイムトラッキング」や「リアルタイム瞳AF」などの高性能なAF機能も魅力です。
キヤノンは、「DIGIC X」や「Dual Pixel CMOS AF II」を搭載しており、高速・高精度なAF性能と高画質な映像表現を実現しています。4K 60p 10bit記録やC-Logなどの映像表現機能にも対応しており、プロフェッショナルな動画撮影ができます。また、「Dual Pixel CMOS AF II」は顔や瞳だけでなく、動物の顔や瞳にも対応しており、ペットや野生動物の撮影にも便利です。
さらに、静止画撮影についてですが、パナソニックは「6K PHOTO」や「4K PHOTO」機能を搭載しており、動画から高画質な静止画を切り出すことができます。6K PHOTOは4992×3744ピクセル、4K PHOTOは3328×2496ピクセルの静止画を30fpsで連続撮影し、最大60枚から好きな1枚を選ぶことができます。また、「ポストフォーカス」や「フォーカス合成」機能も利用できます。ポストフォーカスは、撮影後にピント位置を変えることができる機能で、フォーカス合成は、複数のピント位置の画像を合成して被写界深度を広げる機能です。これらの機能は、動きのある被写体や微細な被写体の撮影に便利です。
ソニーは、「リアルタイムトラッキング」や「リアルタイム瞳AF」などの高性能なAF機能を静止画撮影にも活用できます。リアルタイムトラッキングは、被写体の顔や瞳だけでなく、色やパターンなどの特徴も追跡してピントを合わせることができます。リアルタイム瞳AFは、人間だけでなく動物の瞳にも対応しており、ポートレートやペット撮影に威力を発揮します。また、「サイレントシャッター」や「連写性能」も魅力です。サイレントシャッターは、電子シャッターを使って音や振動を抑えることができる機能で、静かな場所や動物の撮影に便利です。連写性能は、最大約10コマ/秒(AF/AE追従時)の高速連写が可能です。
キヤノンは、「DIGIC X」や「Dual Pixel CMOS AF II」を静止画撮影にも活用できます。「DIGIC X」は高速処理と高画質化を両立し、「Dual Pixel CMOS AF II」は高速・高精度なAF性能を提供します。また、「Dual Pixel CMOS AF II」は顔や瞳だけでなく、動物の顔や瞳にも対応しており、ペットや野生動物の撮影にも便利です。さらに、「サイレントシャッター」や「連写性能」も魅力です。サイレントシャッターは、電子シャッターを使って音や振動を抑えることができる機能で、静かな場所や動物の撮影に便利です。連写性能は、最大約20コマ/秒(電子シャッター時)または最大約12コマ/秒(機械式シャッター時)の高速連写が可能です。
メリットとデメリット
パナソニック LUMIX DC-GH5M2 ボディのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
- 無線ライブ配信機能を搭載し、5G対応端末などと連携して高品位なライブ配信ができる。
- オーバーヒートを抑制し、ライブ配信や動画記録の際に時間無制限で撮影可能。
- Cinema4K 60p 10bitやCinema4K 30p 4:2:2 10bit記録に対応し、高画質な動画表現ができる。
- 6.5段の「Dual I.S. 2」を搭載し、手ぶれ補正効果が高い。
- 「6K PHOTO」や「4K PHOTO」機能を搭載し、動画から高画質な静止画を切り出すことができる。
デメリット
- ボディが重く、647gと他社のミラーレス一眼カメラに比べて大きい。
- 有効画素数が2033万画素と他社のミラーレス一眼カメラに比べて低い。
- バッテリー持続時間が約410枚(CIPA規格)と他社のミラーレス一眼カメラに比べて短い。
- レンズ交換式カメラなので、レンズによっては価格が高くなる。
- 取り扱い店舗が限定されており、一部店舗ではメーカー指定価格での販売となる。
まとめ
パナソニック LUMIX DC-GH5M2 ボディは、無線ライブ配信機能を搭載したミラーレス一眼カメラです。動画撮影に特化した高画質・高性能なカメラで、オーバーヒートを抑制し、時間無制限で撮影できるのが特徴です。Cinema4K 60p 10bitやCinema4K 30p 4:2:2 10bit記録に対応し、プロフェッショナルな映像表現が可能です。また、6.5段の「Dual I.S.2」を搭載し、手ぶれ補正効果が高く、安定した撮影ができます。
一方で、パナソニック LUMIX DC-GH5M2 ボディにはデメリットもあります。ボディが重く、647gと他社のミラーレス一眼カメラに比べて大きいです。有効画素数が2033万画素と他社のミラーレス一眼カメラに比べて低く、静止画の画質は劣ります。バッテリー持続時間が約410枚(CIPA規格)と他社のミラーレス一眼カメラに比べて短く、長時間の撮影には予備バッテリーが必要です。レンズ交換式カメラなので、レンズによっては価格が高くなります。取り扱い店舗が限定されており、一部店舗ではメーカー指定価格での販売となります。
パナソニック LUMIX DC-GH5M2 ボディの価格は、最安値で141,799円(税込)からとなっています。この価格帯では他にソニー α7 III ボディやキヤノン EOS R6 ボディなどがありますが、それらは静止画に強いカメラです。動画撮影に特化したカメラとしては、パナソニック LUMIX DC-GH5M2 ボディはコスパが高いと言えます。
以上のことから、パナソニック LUMIX DC-GH5M2 ボディは、動画撮影を主に行う方や、無線ライブ配信をしたい方におすすめです。静止画撮影を重視する方や、軽量・コンパクトなカメラを求める方には向きません。自分の撮影スタイルやニーズに合わせて、選択することが大切です。