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【レビュー】シグマ SIGMA fp L ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11 キットは高画素フルサイズミラーレスの新定番か?

目次

比較概要

シグマ SIGMA fp L ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11 キットは、2021年4月に発売された「世界最小・最軽量のフルサイズミラーレス」カメラです。有効約6,100万画素のCMOSセンサーを搭載し、像面位相差AFにも対応しています。また、外付けの電子ビューファインダーEVF-11もセットになっており、0.5型・約368万ドットの有機ELパネルで高精細な撮影が可能です。

このカメラは、同じく「世界最小・最軽量のフルサイズミラーレス」カメラとして2019年に発売された「SIGMA fp」(有効2,460万画素)の上位モデルとなります。外観上の違いはほとんどありませんが、内部的には画素数やAF性能が大幅に向上しています。また、USB給電にも対応しており、長時間の撮影やWebカメラとしての利用にも便利です。

このカメラと同じくらいの価格帯で人気のある機種としては、ソニーの「α7R IV」(有効6,100万画素)やキヤノンの「EOS R5」(有効4,500万画素)が挙げられます。これらの機種はシグマ SIGMA fp L ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11 キットよりも高機能で高性能なカメラですが、その分サイズや重量も大きくなっています。また、EVFは内蔵されており、外付けできるメリットはありません。

では、シグマ SIGMA fp L ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11 キットは、これらの機種とどういう点で違うのでしょうか?次の比較表と比較詳細で見ていきましょう。

比較表

機種名 シグマ
SIGMA fp L ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11 キット
ソニー
α7R IV
キヤノン
EOS R5
価格(税込) 約297,000円1 約398,000円2 約473,000円3
発売日 2021年4月16日 2019年9月6日 2020年7月30日
素数(総画素/有効画素) 6240万画素/6100万画素 6250万画素/6100万画素 4720万画素/4500万画素
画面サイズ/ドット数 3.15型/約210万ドット 3.0型/約144万ドット 3.2型/約210万ドット
電子ビューファインダー 外付けEVF-11
0.5型/約368万ドット
内蔵
0.5型/約576万ドット
内蔵
0.5型/約576万ドット
連写速度(AF-AE追従) 最高10コマ/秒 最高10コマ/秒 最高12コマ/秒(機械シャッター)
最高20コマ/秒(電子シャッター)
動画記録方式/最大記録時間 MPEG-H HEVC/H.265
CinemaDNG
MOV
H.264
無制限(熱により制限あり)
XAVC S
MPEG-4 AVC/H.264
29分59秒(4K)
無制限(フルHD
MPEG-4 AVC/H.264
MPEG-H HEVC/H.265
29分59秒(8K・4K)
無制限(フルHD

比較詳細

今回は、シグマ SIGMA fp L ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11 キットと、ソニー α7R IV、キヤノン EOS R5という3つのフルサイズミラーレスカメラを比較してみました。それぞれの特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。

シグマ SIGMA fp L ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11 キット

シグマ SIGMA fp L ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11 キットは、2019年に発売された「SIGMA fp」の後継機種です。世界最小・最軽量のフルサイズミラーレスカメラとして話題になったfpのコンセプトを継承しつつ、新たに有効約6,100万画素のCMOSセンサーを搭載しました。また、像面位相差AFにも新たに対応し、高画質と高速AFを両立しています。

このキットには、外付けの電子ビューファインダー「EVF-11」が付属しています。0.5型・約368万ドットの有機ELパネルを採用した高解像・高輝度なファインダーが撮影への没入感を高めます。チルト機構や外部接続機器との連携も可能で、多彩な撮影スタイルに対応します。

SIGMA fp Lのメリットは、そのコンパクトさと汎用性です。375gという軽量ボディにフルサイズセンサーを搭載し、静止画だけでなく動画も高品質で記録できます。MPEG-H HEVC/H.265やCinemaDNGなどの動画記録方式に対応し、最大記録時間も無制限(熱により制限あり)です。また、ライブビュー画面のピンチ操作でクロップできる「クロップズーム設定」やUSB給電への対応など、スマートフォン感覚で使える機能も充実しています。

SIGMA fp Lのデメリットは、内蔵EVFや手ぶれ補正がないことです。EVFは付属のEVF-11を使えば解決しますが、それでも内蔵EVFに比べると取り付けやすさや視野率などに劣ります。手ぶれ補正はレンズ側で対応する必要がありますが、シグマ製レンズでは手ぶれ補正機能を持つものが少ないため、注意が必要です。

ソニー α7R IV

ソニー α7R IVは、2019年に発売されたソニーのフラッグシップモデルです。有効約6,100万画素のCMOSセンサーを搭載し、高画質と高速性能を両立しています。また、5軸手ぶれ補正やリアルタイムトラッキングAFなどの先進的な機能も備えています。

α7R IVのメリットは、その高解像度と高性能です。6,100万画素のセンサーは、SIGMA fp Lと同じ画素数ですが、α7R IVは内蔵EVFや手ぶれ補正を持ちながらも、わずか665gという軽量さを実現しています。また、最大10コマ/秒の連写や4K動画記録も可能で、静止画だけでなく動画も高品質で撮影できます。

α7R IVのデメリットは、その高価格と操作性です。税込実売価格は約40万円前後と、SIGMA fp Lよりも約13万円も高いです。また、操作系は多機能な分、複雑で分かりにくいと感じる人もいるかもしれません。特にメニュー画面は深くて広くて迷子になりそうです。

キヤノン EOS R5

キヤノン EOS R5は、2020年に発売されたキヤノンの最上位モデルです。有効約4,500万画素のCMOSセンサーを搭載し、8K動画や最大20コマ/秒の連写など、驚異的な性能を発揮します。また、5軸手ぶれ補正やデュアルピクセルCMOS AF IIなどの高機能も搭載しています。

EOS R5のメリットは、その圧倒的な動画性能と連写性能です。8K動画は30pまで記録でき、4K動画は120pまで記録できます。また、連写性能は最大20コマ/秒(電子シャッター時)で、AF/AE追従も可能です。これらの性能は他の機種に比べて群を抜いています。

EOS R5のデメリットは、その高価格と発熱問題です。税込実売価格は約50万円前後と、SIGMA fp Lよりも約23万円も高いです。また、8K動画や4K動画を長時間記録すると本体が発熱し、記録時間が制限されることがあります。これらの問題はファームウェアアップデートで改善されていますが、完全に解決されたわけではありません。

メリットとデメリット

シグマ SIGMA fp L ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11 キットは、有効約6,100万画素のフルサイズセンサーを搭載した小型軽量なミラーレスカメラです。外付けの電子ビューファインダーも付属しています。このカメラのメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

  • 高画質:6,100万画素のセンサーは、細部まで鮮明に写すことができます。また、低ノイズ性能も高く、暗所でも美しい画像が得られます。さらに、クロップズーム機能や9.5K静止画記録など、高解像度を活かした撮影が楽しめます。
  • 小型軽量:本体重量はわずか375gと、フルサイズカメラとしては驚異的な軽さです。コンパクトなボディには必要最低限のボタンやダイヤルが配置されており、シンプルでスタイリッシュなデザインです。持ち運びやすく、どんなシーンでも気軽に撮影できます。
  • 拡張性:外付けの電子ビューファインダーEVF-11は、0.5型・約368万ドットの有機ELパネルを採用し、高解像・高輝度なファインダーが撮影への没入感を高めます。また、EVF-11にはHDMI端子やUSB端子も搭載されており、外部モニターやマイクなどの接続も可能です。さらに、SIGMA fp LはUSB給電に対応しており、長時間の撮影やWebカメラとしての使用も安心です。

デメリット

  • 高価格:税込実売価格は約30万円前後と、フルサイズカメラとしては決して安くありません。EVF-11単体での価格も約6万6,000円前後と高額です。また、レンズは別売りなので、初期投資がかさみます。
  • 低速性能:最大連写速度は10コマ/秒(電子シャッター時)で、他のフルサイズカメラに比べてやや劣ります。また、動画記録は4K/30pまでで、8Kや4K/60pには対応していません。動きの速い被写体や高品質な動画撮影には不向きです。
  • 操作性:本体に内蔵された液晶モニターは3型・約210万ドットで、タッチ操作に対応していますが、チルト機構や回転機構はありません。また、操作系はシンプルな分、カスタマイズ性や直感性に欠けると感じる人もいるかもしれません。特にメニュー画面はアイコンベースで、文字が少なくて分かりにくいです。

まとめ

今回は、シグマ SIGMA fp L ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11 キット、ソニー α7R IV、キヤノン EOS R5の3つのカメラを比較してみました。それぞれにメリットとデメリットがありますが、どれがベストチョイスなのでしょうか?

シグマ SIGMA fp L ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11 キットは、有効約6,100万画素のフルサイズセンサーを搭載した小型軽量なミラーレスカメラです。外付けの電子ビューファインダーも付属しています。このカメラのメリットは、高画質、小型軽量、拡張性です。デメリットは、高価格、低速性能、操作性です。このカメラは、コンパクトで高解像度なカメラを求める人におすすめです。

ソニー α7R IVは、有効約6,100万画素のフルサイズセンサーを搭載した高性能なミラーレスカメラです。高速連写や高精細な動画撮影にも対応しています。このカメラのメリットは、高画質、高速性能、操作性です。デメリットは、高価格、重量、バッテリー持続時間です。このカメラは、動きの速い被写体や高品質な動画撮影を楽しみたい人におすすめです。

キヤノン EOS R5は、有効約4,500万画素のフルサイズセンサーを搭載した革新的なミラーレスカメラです。8Kや4K/120pの動画撮影にも対応しています。このカメラのメリットは、高画質、高速性能、動画性能です。デメリットは、高価格、発熱問題、重量です。このカメラは、最先端の技術を体験したい人におすすめです。

以上の比較から、私がベストチョイスだと思うカメラはシグマ SIGMA fp L ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11 キットです。理由は以下の通りです。

  • 小型軽量で持ち運びやすい
  • 6,100万画素のセンサーで細部まで鮮明に写せる
  • 外付けの電子ビューファインダーで撮影への没入感が高い
  • USB給電に対応して長時間の撮影やWebカメラとしても使える

私は主に静止画を撮影することが多く、動画撮影にはあまり興味がありません。また、コンパクトでシンプルなデザインが好きで、操作系も必要最低限で十分だと思っています。そのため、シグマ SIGMA fp L ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11 キットは私のニーズにぴったり合っています。

もちろん、ソニー α7R IVやキヤノン EOS R5も素晴らしいカメラだと思いますが、私にとっては必要以上の性能や機能で、価格も高すぎると感じます。シグマ SIGMA fp L ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11 キットは、価格も他の2つのカメラより安く、コスパが高いと思います。

以上が私のベストチョイスの理由です。あなたはどのカメラが気になりましたか?ぜひ、自分の好みやニーズに合ったカメラを選んでくださいね。

引用

シグマ SIGMA fp L ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11 キット

https://www.sigma-global.com/jp/cameras/fp-l/

「世界最小・最軽量のポケッタブルフルフレーム」に新たな選択肢が加わりました。有効約6,100万画素のフルサイズセンサーを搭載した「SIGMA fp L」。高画質と高速性能を両立した「SIGMA fp」に加え、高解像度と像面位相差AFに対応した「SIGMA fp L」。2つのカメラで、より多様な撮影スタイルを実現します。

ソニー α7R IV

https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-7RM4/

有効約6,100万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載。高画質と高速性能を両立したα7R IVは、静止画・動画撮影における表現力を大きく広げます。さらに、高精細な電子ビューファインダー、優れた操作性や信頼性など、プロフェッショナルのニーズに応える機能も充実しています。

キヤノン EOS R5

https://cweb.canon.jp/eos/r/r5/

EOS R5は、有効約4,500万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーDIGIC Xを搭載したミラーレスカメラです。静止画では最大約20コマ/秒の高速連写や最大約8段分※の手ブレ補正効果を実現し、動画では8Kや4K/120pの撮影に対応しています。EOS史上最高峰の性能と革新的な技術で、写真表現の可能性を広げます。