ニコン Z 7II ボディの魅力を徹底比較!ライバル機種との違いは?
目次
比較概要
ニコン Z 7II ボディは、2020年12月に発売されたフルサイズミラーレスカメラです。有効画素数は4575万画素で、高画質な写真を撮影することができます。また、デュアルEXPEED 6の採用により、高速連続撮影や高感度性能も向上しています。
この記事では、Z 7II ボディと同じくらいの価格帯で人気のある機種と比較して、その魅力や違いを紹介します。比較機種は以下の2つです。
- ソニー α7R IV ボディ :2019年9月に発売されたフルサイズミラーレスカメラ。有効画素数は6100万画素で、Z 7II ボディよりも高い解像度を誇ります。
- キヤノン EOS R5 ボディ :2020年7月に発売されたフルサイズミラーレスカメラ。有効画素数は4500万画素で、Z 7II ボディとほぼ同じですが、8K動画や高速連続撮影などの動画性能が優れています。
それでは、各機種のスペックや特徴を詳しく見ていきましょう!
比較表
機種名 | ニコン Z 7II ボディ | ソニー α7R IV ボディ | キヤノン EOS R5 ボディ |
---|---|---|---|
有効画素数 | 4575万画素 | 6100万画素 | 4500万画素 |
撮像素子サイズ | フルサイズ (35.9mm×23.9mm) | フルサイズ (35.7mm×23.8mm) | フルサイズ (36mm×24mm) |
連写速度 | 約10コマ/秒 (AF/AE追従時) | 約10コマ/秒 (AF/AE追従時) | 約20コマ/秒 (電子シャッター時) |
記録メディアスロット | XQD/CFexpress (Type B)×1、SD/SDHC/SDXC×1 | SD/SDHC/SDXC×2 | CFexpress (Type B)×1、SD/SDHC/SDXC×1 |
比較表の後半
電子ビューファインダー | 有機EL、約369万ドット、0.78倍 | 有機EL、約576万ドット、0.78倍 | 有機EL、約576万ドット、0.76倍 |
液晶モニター | TFT、約210万ドット、3.2型チルト式 | TFT、約144万ドット、3.0型チルト式 | TFT、約210万ドット、3.2型バリアングル式 |
バッテリー寿命(静止画撮影) | 約330枚(液晶モニター使用時)、約310枚(電子ビューファインダー使用時) | 約670枚(液晶モニター使用時)、約530枚(電子ビューファインダー使用時) | 約490枚(液晶モニター使用時)、約320枚(電子ビューファインダー使用時) |
外形寸法(幅×高さ×奥行き) | 約134mm×100.5mm×69.5mm | 約128.9mm×96.4mm×77.5mm | 約135.8mm×97.5mm×88mm |
質量(バッテリー・メモリーカード含む) | 約705g | 約665g | 約738g |
比較詳細
今回は、ニコンのミラーレス一眼カメラZシリーズの高画素モデルであるZ 7IIと、ソニーのα7R IVを比較してみました。どちらも有効画素数が約4500万画素という高解像度のカメラですが、それぞれに特徴があります。
Z 7IIは、ニコンの新しいZマウントを採用したカメラで、2018年に発売されたZ 7の後継機です。画像処理エンジンを2基搭載することで、連写速度やAF性能が向上しました。また、メモリーカードスロットが2つになり、CFexpress (Type B) / XQDカードとSDカードが使えるようになりました。液晶モニターは3.2型のチルト式で、タッチ操作に対応しています。ボディ内手ぶれ補正は5.0段分の効果があります。
α7R IVは、ソニーのEマウントを採用したカメラで、2019年に発売されたα7R IIIの後継機です。有効画素数が約6100万画素という驚異的な高解像度を実現しました。また、リアルタイムトラッキングやリアルタイムアイAFなどの高性能なAF機能を備えています。液晶モニターは3.0型のチルト式で、タッチ操作に対応しています。ボディ内手ぶれ補正は5.5段分の効果があります。
比較詳細の後半
では、Z 7IIとα7R IVの画質や操作性などについて、具体的に比較してみましょう。まず、画質に関しては、どちらも高画素で高画質なカメラですが、α7R IVの方が有効画素数が約1500万画素多いため、より細かい描写が可能です。また、α7R IVはピクセルシフトマルチ撮影という機能を搭載しており、最大16枚の画像を合成して有効画素数約2.4億画素の超高解像度画像を作成できます。この機能は、静止した被写体を撮影する際に有効です。
一方、Z 7IIはニコン独自のZマウントを採用しており、レンズとカメラの距離が短くなっています。これにより、レンズの光学設計が自由になり、より明るく高性能なレンズを作ることができます。実際に、Zマウント用のレンズはSラインと呼ばれる高品位なシリーズが展開されており、高解像度と美しいボケ味を両立しています。また、Z 7IIはニコン伝統のピクチャーコントロールやクリエイティブピクチャーコントロールという機能を備えており、撮影時に色や明るさなどの表現を変えることができます。
次に、操作性に関しては、Z 7IIとα7R IVはそれぞれにメリットとデメリットがあります。Z 7IIは、ニコンの一眼レフカメラと同じような操作感で使うことができるため、ニコンユーザーには馴染みやすいでしょう。また、電子ビューファインダー(EVF)の解像度が約369万ドットと高く、液晶モニターのサイズも3.2型と大きいため、撮影時の視認性が良好です。さらに、タッチ操作やiボタンなどの便利な機能も搭載されています。
一方、α7R IVは、カスタムキーやダイヤルなどのボタン類が多く配置されており、自分好みに設定することができます。また、EVFの倍率が0.78倍と大きく、実際に目で見るような感覚で撮影することができます。さらに、リアルタイムトラッキングやリアルタイムアイAFなどの高性能なAF機能を備えており、被写体の動きや位置に応じて自動的にピントを合わせることができます。
メリットとデメリット
ニコン Z 7II ボディは、有効画素数約4575万画素の高画素・高画質なフルサイズミラーレスカメラです。ニコン独自のZマウントを採用し、高性能なZレンズとの組み合わせで、繊細で美しい描写が可能です。また、デュアルEXPEED 6により、連写性能やAF性能が向上し、さまざまな被写体に対応できます。USB給電にも対応し、バッテリーの持ちも向上しています。操作性や液晶も高く評価されています。
メリット
- 高画素・高画質なフルサイズセンサーで、細かい描写が可能
- ZマウントとZレンズの組み合わせで、明るく高性能なレンズを使える
- デュアルEXPEED 6により、連写性能やAF性能が向上
- USB給電に対応し、バッテリーの持ちが向上
- 操作性や液晶が優れている
デメリット
- 重量が615gとやや重い
- 液晶はバリアングルではなくチルト式
- イルミネーションボタン機能がない
まとめ
ニコン Z 7II ボディは、高画素・高画質なフルサイズミラーレスカメラとして、ニコンの最新技術が詰まったモデルです。ZマウントとZレンズの組み合わせで、明るく高性能なレンズを使うことができます。デュアルEXPEED 6により、連写性能やAF性能が向上し、さまざまな被写体に対応できます。USB給電にも対応し、バッテリーの持ちも向上しています。操作性や液晶も優れており、防塵・防滴性能も高いです。
一方で、重量が615gとやや重いことや、液晶がバリアングルではなくチルト式であること、イルミネーションボタン機能がないことなど、改善の余地がある点もあります。また、高画素モデルとしては高感度耐性も優秀ですが、スタンダードモデルのZ 6IIには及ばないことも理解しておく必要があります。
ニコン Z 7II ボディは、風景やポートレートなど、高画素・高画質な写真を求める方におすすめのカメラです。特にZレンズを使用することで、その魅力を最大限に引き出すことができます。一方で、動きの速い被写体や暗所での撮影を多く行う方には、Z 6IIの方が向いているかもしれません。ニコン Z 7II ボディは、高画素モデルながらオールラウンドに活躍する最新モデルですが、自分の撮影スタイルやニーズに合わせて選ぶことが大切です。
引用
以下は、今回比較した機種のメーカーサイトからの引用です。
ニコン Z 7II ボディのメーカーサイト:https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_7_2/
ニコン Z 7II ボディは、高画素・高画質なフルサイズミラーレスカメラとして、ニコンの最新技術が詰まったモデルです。ZマウントとZレンズの組み合わせで、明るく高性能なレンズを使うことができます。デュアルEXPEED 6により、連写性能やAF性能が向上し、さまざまな被写体に対応できます。USB給電にも対応し、バッテリーの持ちも向上しています。操作性や液晶も優れており、防塵・防滴性能も高いです。