ライカSL2 ボディは高級カメラの王者か？同価格帯の人気機種と徹底比較！

比較概要

ライカSL2 ボディは、2019年11月に発売された高級ミラーレスカメラです。フルサイズのセンサーに4700万画素の高解像度、5軸手ブレ補正、4K動画撮影などの機能を備えています。価格は約70万円という高額なものですが、その性能と品質は他の追随を許しません。

しかし、同じような価格帯で人気のある機種と比較してみると、ライカSL2 ボディは本当に王者なのでしょうか？今回は、ライカSL2 ボディの同じような価格帯で人気のある機種と比較してみます。比較機種は、ソニーα9 II ボディとキヤノンEOS R5 ボディです。

それぞれの機種の特徴や性能、メリットやデメリットを詳しく見ていきましょう。最後には、あなたにおすすめの機種を紹介します。この記事を読めば、ライカSL2 ボディが高級カメラの王者かどうかが分かりますよ。

比較表

機種名	発売日	価格	センサーサイズ	画素数	手ブレ補正	動画撮影
ライカSL2 ボディ	2019年11月	約70万円	フルサイズ	4700万画素	5軸手ブレ補正	4K/60p
ソニーα9 II ボディ	2019年10月	約60万円	フルサイズ	2400万画素	5軸手ブレ補正	4K/30p
キヤノンEOS R5 ボディ	2020年7月	約50万円	フルサイズ	4500万画素	5軸手ブレ補正	8K/30p、4K/120p
機種名	連写速度	AFポイント数	バッテリー持続時間	重量	防塵防滴	その他の特徴
ライカSL2 ボディ	20コマ/秒	225点	370枚	928g	あり	Lマウント、EVF 576万ドット、3.2型タッチパネル液晶、Wi-Fi/Bluetooth対応、SDカードスロット×2
ソニーα9 II ボディ	20コマ/秒	693点（位相差）、425点（コントラスト）	500枚（液晶使用時）	678g	あり	Eマウント、EVF 369万ドット、3型タッチパネル液晶、Wi-Fi/Bluetooth対応、SDカードスロット×2、有線LAN端子搭載、音声メモ機能付き
キヤノンEOS R5 ボディ	20コマ/秒（電子シャッター時）、12コマ/秒（機械式シャッター時）	1053点（顔・眼AF時）	320枚（液晶使用時）	738g	あり	RFマウント、EVF 576万ドット、3.2型バリアングルタッチパネル液晶、Wi-Fi/Bluetooth対応、SDカードスロット×2、CFexpressカードスロット×1、動物の顔・眼AF対応、デュアルピクセルRAW対応

比較詳細

それでは、各機種の特徴や性能について、詳しく見ていきましょう。まずは、ライカSL2 ボディからです。

ライカSL2 ボディは、ライカのフルサイズミラーレスカメラの最上位モデルです。その最大の魅力は、なんといっても高画質です。4700万画素の高解像度センサーに加えて、マルチショット機能を使えば、1870万画素の超高画質画像を作成することができます。また、5軸手ブレ補正機能も備えており、手持ち撮影でも安定した画質を得ることができます。

ライカSL2 ボディは、動画撮影にも優れています。4K/60pの高画質動画を撮影できるだけでなく、Cine 4KやCine 6Kといったプロ仕様の動画モードも搭載しています。さらに、マイク入力端子やヘッドホン出力端子も備えており、音声の録音やモニタリングも可能です。

ライカSL2 ボディは、操作性や視認性にもこだわっています。EVFは576万ドットという高精細なもので、リアルタイムに撮影状況を確認できます。液晶モニターは3.2型のタッチパネル式で、バリアングルではありませんが、上下に傾けることができます。また、ダイヤルやボタンはシンプルで直感的に操作できます。

次に、ソニーα9 II ボディについてです。ソニーα9 II ボディは、ソニーのフルサイズミラーレスカメラのフラッグシップモデルです。その最大の魅力は、なんといっても高速性です。20コマ/秒の高速連写が可能で、しかもブラックアウトがなく、AF/AE追従ができます。また、AFポイント数は693点（位相差）、425点（コントラスト）という多さで、顔や眼のAFも高精度です。

ソニーα9 II ボディは、動画撮影にも対応しています。4K/30pの高画質動画を撮影できるほか、S-Log3やHLGなどの映像表現モードも搭載しています。ただし、4K/60pや8Kなどの高画質動画は撮影できません。

ソニーα9 II ボディは、操作性や視認性にも優れています。EVFは369万ドットという高精細なもので、120fpsの高速リフレッシュレートに対応しています。液晶モニターは3型のタッチパネル式で、上下に傾けることができます。また、ダイヤルやボタンはカスタマイズ可能で、自分好みに設定できます。

最後に、キヤノンEOS R5 ボディについてです。キヤノンEOS R5 ボディは、キヤノンのフルサイズミラーレスカメラの最上位モデルです。その最大の魅力は、なんといっても多機能性です。4500万画素の高解像度センサーに加えて、8K/30pや4K/120pといった超高画質動画を撮影できます。また、動物の顔や眼のAFも対応しており、ペットや野生動物の撮影にも便利です。

キヤノンEOS R5 ボディは、操作性や視認性にも優れています。EVFは576万ドットという高精細なもので、リアルタイムに撮影状況を確認できます。液晶モニターは3.2型のバリアングルタッチパネル式で、自由に角度を変えることができます。また、ダイヤルやボタンはシンプルで直感的に操作できます。

メリットとデメリット

それぞれの機種には、メリットとデメリットがあります。ここでは、簡単にまとめてみました。

ライカSL2 ボディのメリットは、高画質、高品質、高操作性です。高解像度センサーとマルチショット機能で、驚くほどの画質を実現できます。また、ライカの伝統と技術が詰まったボディは、耐久性や防塵防滴性能にも優れています。さらに、EVFや液晶モニターは高精細で見やすく、ダイヤルやボタンはシンプルで使いやすいです。

ライカSL2 ボディのデメリットは、高価格、重量、バッテリー持続時間です。約70万円という価格は、一般的なミラーレスカメラの倍以上です。また、928gという重量は、フルサイズミラーレスカメラの中でも最も重いです。さらに、バッテリー持続時間は370枚という少なさで、長時間の撮影には不向きです。

ソニーα9 II ボディのメリットは、高速性、高精度AF、有線LAN端子搭載です。20コマ/秒の高速連写とブラックアウトレス撮影で、動きの速い被写体も逃しません。また、693点（位相差）、425点（コントラスト）の多点AFと顔や眼のAFで、ピント合わせも簡単です。さらに、有線LAN端子を搭載しており、撮影した画像をすぐに送信できます。

ソニーα9 II ボディのデメリットは、画素数、動画撮影性能です。2400万画素という画素数は、同価格帯の他の機種に比べて低いです。また、動画撮影性能も4K/30pが最高で、4K/60pや8Kなどの高画質動画は撮影できません。

キヤノンEOS R5 ボディのメリットは、多機能性、バリアングル液晶モニターです。4500万画素の高解像度センサーと8K/30pや4K/120pといった超高画質動画で、静止画も動画も楽しめます。また、動物の顔や眼のAFやデュアルピクセルRAWなどの機能も備えています。さらに、バリアングル液晶モニターは自由に角度を変えられるので、自撮りや低位置・高位置からの撮影も可能です。

キヤノンEOS R5 ボディのデメリットは、発熱問題、CFexpressカードスロットです。超高画質動画を長時間撮影すると発熱しやすくなります。また、CFexpressカードスロットは高速なカードですが、高価で入手しにくいです。