パナソニック LUMIX DC-S5K 標準ズームKレンズキットの魅力とライバル機種との比較
目次
比較概要
パナソニック LUMIX DC-S5K 標準ズームKレンズキットは、2020年9月に発売されたフルサイズミラーレスカメラです。高画質、高性能、高機能を備えながらも、コンパクトで軽量なボディが特徴です。本記事では、このカメラの魅力を紹介するとともに、同じくフルサイズミラーレスカメラで人気のあるソニー α7 IIIとキヤノン EOS R6との比較を行います。
ソニー α7 IIIは、2018年4月に発売されたカメラで、高画質、高速連写、高性能AFなどを備えたハイスペックな機種です。キヤノン EOS R6は、2020年8月に発売されたカメラで、高感度性能、動体追従性能、手ブレ補正性能などが高く評価されています。
これらのカメラはどれも優れた性能を持っていますが、それぞれに特徴や違いがあります。どのカメラが自分に合っているかは、撮影する被写体やシーン、好みや予算などによって変わります。そこで、本記事では以下の項目について比較してみました。
- 価格
- サイズと重さ
- 画質と画素数
- 連写速度とバッファ容量
- AF性能と顔・瞳認識
- 手ブレ補正性能
- 動画性能
- バッテリー持続時間
- その他の機能
パナソニック LUMIX DC-S5K 標準ズームKレンズキットは、ソニー α7 IIIやキヤノン EOS R6と比べてどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか？それでは早速見ていきましょう。
比較表
| 項目 | パナソニック LUMIX DC-S5K |
ソニー α7 III |
キヤノン EOS R6 |
|---|---|---|---|
| 価格（税込） | ¥187,9901 | ¥199,8002 | ¥299,8003 |
| サイズ（幅×高さ×奥行き） | 132.6×97.1×81.9mm4 | 126.9×95.6×73.7mm | 138×97.5×88.4mm |
| 重量（バッテリー、メモリーカード含む） | 約714g4 | 約650g | 約680g |
| 画質と画素数（有効画素） | フルサイズ 24.2M4 |
フルサイズ 24.2M |
フルサイズ 20.1M |
| 連写速度 | 約30コマ/秒1 | 約10コマ/秒 | 約20コマ/秒 |
| 動画記録画素数 | 4K/60p FHD/180p |
4K/30p FHD/120p |
4K/60p FHD/120p |
| 手ブレ補正 | ボディ内5軸 レンズ内2軸 6.5段補正効果 |
ボディ内5軸 レンズ内2軸 5.5段補正効果 |
ボディ内5軸 レンズ内2軸 8段補正効果 |
| バッテリー持続時間（CIPA規格） | 約440枚（液晶） 約470枚（EVF） 2 |
約610枚（液晶） 約710枚（EVF） |
約340枚（液晶） 約380枚（EVF） |
| 防塵・防滴機構 | ○2 | ○ | ○ |
| Wi-Fi・Bluetooth機能 | ○2 | ○ | ○ |
比較詳細
パナソニックのフルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-S5K 標準ズームKレンズキット」は、静止画と動画の両方に優れた性能を持つカメラです。小型・軽量ボディに、24.2MフルサイズCMOSセンサーとヴィーナスエンジンを搭載し、高感度画質と高速処理を実現しています。また、デュアルネイティブISOテクノロジーにより、暗所や逆光などの撮影にも強く、LUMIXの目指す「生命力・生命美」の絵作り思想を表現できます。
静止画撮影では、進化したリアルタイム認識AFにより、人や動物の顔や瞳はもちろん、頭や体も高精度に追従します。また、6K/4K PHOTO機能により、動きの速い被写体も逃さず切り取ることができます。さらに、ボディ内5軸手ブレ補正とレンズ内2軸手ブレ補正を組み合わせたデュアルI.S.2により、最大6.5段分の補正効果を発揮し、手持ち撮影でもブレの少ない写真が撮れます。
動画撮影では、4K/60pやFHD/180pなどの多彩な動画記録モードを搭載し、クリエイティブな映像表現が可能です。また、V-Log/V-Gamutに対応し、14+ストップの広いダイナミックレンジと豊かな色彩表現を実現します。さらに、マイク端子やヘッドホン端子などの豊富な入出力端子や、XLRマイクロホンアダプターなどの対応アクセサリーも充実しており、プロ仕様の音声収録も可能です。
標準ズームKレンズキットの魅力
パナソニックのフルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-S5K 標準ズームKレンズキット」は、S5本体と交換レンズ「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6（S-R2060）」のセットです。このレンズは、広角から望遠までカバーする汎用性の高い標準ズームレンズで、風景やポートレート、スナップなどさまざまなシーンに対応できます。また、最短撮影距離が15cmというマクロ撮影にも優れた性能を持ち、小さな被写体も迫力ある写真に仕上げることができます。
このレンズは、Lマウントアライアンスの一員であるパナソニックが開発したLマウントを採用しています。Lマウントは、パナソニック、ライカカメラ社、シグマ社の3社が協業して開発したレンズマウントで、高画質・高性能なレンズを多数揃えています。Lマウントアライアンスのレンズは互換性があり、S5本体に装着することができます。これにより、撮影スタイルや被写体に合わせて自由にレンズを選ぶことができます。
充実したバッテリー性能と連携機能
パナソニックのフルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-S5K 標準ズームKレンズキット」は、長時間の撮影にも対応できるバッテリー性能を備えています。専用のバッテリーパック「DMW-BLK22」を使用すると、静止画撮影では約470枚（液晶モニター使用時）、動画撮影では約2時間（4K/30p記録時）の連続撮影が可能です。また、USB Type-C TM 端子を使ってカメラ本体から直接充電することもできます。さらに、別売のバッテリーグリップ「DMW-BGS5」を装着すれば、バッテリー2個分の容量を持ち、縦位置撮影時の操作性も向上します。
パナソニックのフルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-S5K 標準ズームKレンズキット」は、PCやスマホ/タブレットと連携することで、快適な撮影やシェアができる機能も搭載しています。例えば、カメラ制御PCソフト「LUMIX Tether」を使えば、PCからカメラの設定や操作ができます。また、「LUMIX Webcam Software」を使えば、S5を高画質なウェブカメラとして使用できます。さらに、スマホ/タブレットに専用アプリ「LUMIX Sync」をインストールすれば、Wi-Fi経由でカメラのリモート操作や画像の転送ができます。これらの連携機能により、S5は静止画・動画撮影だけでなく、ライブ配信やオンライン会議などのシーンでも活躍します。
メリットとデメリット
パナソニックのフルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-S5K 標準ズームKレンズキット」は、静止画と動画の両方に優れた性能を持つカメラです。しかし、どんなカメラにもメリットとデメリットがあります。ここでは、このカメラの主なメリットとデメリットを紹介します。
メリット
- 小型・軽量ボディに高画質・高性能が凝縮されている。本体重量は約714g（バッテリー・SDカード含む）で、フルサイズミラーレス一眼カメラの中では最軽量クラス。持ち運びやすく、長時間の撮影でも疲れにくい。
- 静止画撮影では、24.2MフルサイズCMOSセンサーとヴィーナスエンジンにより、高感度画質と高速処理を実現。デュアルネイティブISOテクノロジーにより、暗所や逆光などの撮影にも強い。進化したリアルタイム認識AFにより、人や動物の顔や瞳はもちろん、頭や体も高精度に追従する。6K/4K PHOTO機能により、動きの速い被写体も逃さず切り取ることができる。
- 動画撮影では、4K/60pやFHD/180pなどの多彩な動画記録モードを搭載し、クリエイティブな映像表現が可能。V-Log/V-Gamutに対応し、14+ストップの広いダイナミックレンジと豊かな色彩表現を実現する。マイク端子やヘッドホン端子などの豊富な入出力端子や、XLRマイクロホンアダプターなどの対応アクセサリーも充実しており、プロ仕様の音声収録も可能。
- 標準ズームKレンズキットに付属する交換レンズ「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6（S-R2060）」は、広角から望遠までカバーする汎用性の高いレンズで、風景やポートレート、スナップなどさまざまなシーンに対応できる。また、最短撮影距離が15cmというマクロ撮影にも優れた性能を持ち、小さな被写体も迫力ある写真に仕上げることができる。
- Lマウントを採用しており、パナソニック、ライカカメラ社、シグマ社の3社が協業して開発したLマウントアライアンスのレンズを使用することができる。Lマウントアライアンスのレンズは互換性があり、高画質・高性能なレンズを多数揃えている。撮影スタイルや被写体に合わせて自由にレンズを選ぶことができる。
デメリット
- 小型・軽量ボディの反面、バッテリーの容量はフルサイズミラーレス一眼カメラの中では小さい。静止画撮影では約470枚（液晶モニター使用時）、動画撮影では約2時間（4K/30p記録時）の連続撮影が可能であるが、他のフルサイズミラーレス一眼カメラに比べると短い。長時間の撮影をする場合は、予備のバッテリーを持っておく必要がある。
- 付属する交換レンズ「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6（S-R2060）」は、汎用性の高いレンズであるが、明るさはF3.5-5.6という暗めのレンズである。暗い場所や被写界深度を浅くしたい場合は、別の明るいレンズを用意する必要がある。
- Lマウントアライアンスのレンズは互換性があり、高画質・高性能なレンズを多数揃えているが、価格も高めである。また、Lマウントアライアンス以外のレンズは使用できない。レンズを増やしたい場合は、予算や選択肢に制限があることに注意する必要がある。
まとめ
パナソニックのフルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-S5K 標準ズームKレンズキット」は、静止画と動画の両方に優れた性能を持つカメラです。小型・軽量ボディに、高感度画質と高速処理を実現する24.2MフルサイズCMOSセンサーとヴィーナスエンジン、デュアルネイティブISOテクノロジー、進化したリアルタイム認識AF、6K/4K PHOTO機能、4K/60pやFHD/180pなどの多彩な動画記録モード、V-Log/V-Gamutなどの先進的な機能を搭載しています。また、付属する交換レンズ「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6（S-R2060）」は、広角から望遠までカバーする汎用性の高いレンズで、風景やポートレート、スナップなどさまざまなシーンに対応できます。さらに、Lマウントを採用しており、Lマウントアライアンスの高画質・高性能なレンズを使用することができます。
しかし、このカメラにもデメリットがあります。バッテリーの容量はフルサイズミラーレス一眼カメラの中では小さく、長時間の撮影をする場合は予備のバッテリーが必要です。付属する交換レンズは暗めのレンズであり、暗い場所や被写界深度を浅くしたい場合は別の明るいレンズが必要です。Lマウントアライアンスのレンズは価格が高めであり、選択肢が限られます。
このカメラは、静止画と動画の両方にこだわるクリエイターにおすすめです。小型・軽量でありながら、高画質・高性能なカメラであり、多彩な表現が可能です。また、付属する交換レンズは汎用性が高く、さまざまなシーンに対応できます。さらに、Lマウントアライアンスのレンズを使用すれば、より高品位な写真や映像を撮ることができます。このカメラは、静止画と動画の両方に優れた性能を持つカメラを探している方にベストチョイスです。
